フェラーリF1開発のカラム・アイロット、第14戦ポートランドGPでINDYCARデビュー!フンコス・レーシングから
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スクーデリア・フェラーリのF1テストドライバーを務めるカラム・イロットが9月11~12日に開催されるポートランドGPでフンコス・ホリンジャー・レーシングからインディカー・デビューを飾る事が決まった。
英国出身の22歳は今週月曜にチームのファクトリーでシート合わせを終え、9月2日(木)のインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)のロードコースでの初テストを経て、オレゴン州ポートランドの1.964マイルコースで77号車シボレーのステアリングを握る。
Super excited to be racing @IndyCar for @juncosracing next week in Portland!! 💪🏼
First experience driving the beast on track tomorrow🤞🏼@IMS
Big thank you to Ricardo and Brad for the opportunity. pic.twitter.com/Z5wVXt2PN9
— Callum Ilott (@callum_ilott) September 1, 2021
フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)所属ドライバーがインディカー・シリーズに参戦するのは初の事となる。
「インディカー・シリーズに参加するのも、アメリカで走るのも僕にとっては初めてだ。ヨーロッパで走るのとは少し違うだろうね」とアイロット。
「この機会を与えてくれたフェラーリ・ドライバー・アカデミーと、僕をチームに迎え入れてくれたリカルド・フンコスとブラッド・ホリンジャーに感謝したい」
リカルド・フンコスと元ウィリアムズF1の株主であるブラッド・ホリンジャーは今年8月にパートナーシップを締結。2022年シーズンのフルタイム参戦に向けて、今季のラスト3戦にエントリーする。
同チームにとって今回のポートランドGPは、予選でフェルナンド・アロンソをバンプアウトした2019年のインディ500以来、初のレースとなる。
リカルド・フンコスはアイロットについて「多くの経験と素晴らしい才能をチームにもたらしてくれるだろう。来週のポートランドでの公式デビューに向けた最終テストで上手く溶け込んでくれると確信している」と語った。
アイロットは今年、昨年のチャンピオンシップでミック・シューマッハに次ぐ2位に輝いたFIA-F2選手権に参戦していないものの、非常に多忙なシースンを過ごしている。
1月に2018年型F1マシン「SF70H」での合同テストに参加した後、F2のプレシーズンテストにも参加。4月にはGTワールドチャレンジヨーロッパ耐久カップでフェラーリ488 GT3 Evo 2020を駆りGTデビューを果たし、スパ24時間レースにも参戦した。
更にル・マン24時間レースではLMGTE-Amクラスで3位を獲得。これと並行して、テストドライバーとしてスクーデリアのシミュレーターで作業を行い、ポルトガルGPのフリー走行ではリザーブドライバーを務めるアルファロメオでステアリングを握った。