BWTアルピーヌF1チーム誕生! 冠スポンサー契約を締結…2022年マシン「A522」は青・ピンクに

2022年シーズンのFIA-F1世界選手権に参戦するBWTアルピーヌF1チームのロゴCourtesy Of Alpine Racing

アルピーヌF1チームは2月11日(金)、オーストリアの水処理大手「BWT(ベスト・ウォーター・テクノロジー)」とタイトルスポンサー契約を結んだ事を明らかにした。契約年数は公表していないもののチームは「戦略的かつ長期的なパートナーシップ」と説明した。

これに伴い英国エンストンのチームは2022年のF1で「BWTアルピーヌF1チーム(BWT Alpine F1 Team)」を名乗り、今季型F1マシン「A522」のカラーリングを青とピンクの組み合わせに変更する。

更に両者は、F1や自動車産業を含むグローバルプラットフォームを活用して持続可能性という社会問題に関するメッセージを全面に打ち出していく。

蛇口やウォーターディスペンサー、テーブル・ウォーターフィルター等の製品を通して世界中に高品質の水を届けるという使命を掲げるBWTは、これまでアストンマーチン(旧レーシングポイント)のスポンサーを務めていたが、昨年末を以て関係を解消した。

そのため、同じ様に昨年までチーム代表兼CEOを務めていたオトマー・サフナウアーと共にアルピーヌに移るのではと取り沙汰されていたが、まずはBWTとアルピーヌとの提携が発表される事となった。

旧レーシングポイント時代に”ピンク・メルセデス”と揶揄された2020年マシンが象徴するように、BWTは伝統的に、ブランディングカラーにピンク色を採用してきたが、それはアルピーヌでも継続される。

Courtesy Of Racing Point

レーシングポイントRP20に乗り込みガレージからコースへと出るニコ・ヒュルケンベルグ、2020年F1イギリスGPフリー走行1

アルピーヌのセールス&マーケティング担当副社長のセドリック・ジュルネルは「BWTが今後数年間に渡って我々アルピーヌF1チームのタイトルパートナーになると発表する事ができ嬉しく思う」と語った。

「持続可能性という課題に対するアルピーヌとBWTの見解は、使い捨てプラスチックをなくすという点で一致している。世界中の様々な人々、従業員、パートナー、顧客、ファンに対してプラスチック廃棄物の削減を訴えていく上で協力できる事を嬉しく思う」

「我々はF1が持つ巨大なグローバルプラットフォームを利用して、安全かつ健康的な飲料水に関する不公平な流通に反対するBWTの活動を支援していく」

アルピーヌは2月21日に2022年シーズンのFIA-F1世界選手権に投入する「A522」を発表する。

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