ダニエル・リカルド、ボッタスの妨害行為を擁護「ペナルティを受けて欲しくない」
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グリッドで最も笑顔の似合うレッドブルのダニエル・リカルドは、2018年F1バーレーンGPのFP2で発生したアクシデントについて、問題の引き金となったバルテリ・ボッタス(Mercedes)に責任はないとして、レーススチュワートに対し罰則を科さないよう求めた。
金曜2回目のセッション中、前走していたボッタスが後ろから迫るリカルドに気づかず、あわや大クラッシュの危険なアクシデントが発生。激怒したリカルドは放送禁止用語を使って怒りを顕にした。
セッションを終えたリカルドはエキサイトした一幕を振り返り、一件はエンジニアがボッタスに対して無線で自分の位置を知らせていなかったために起こった”事故”だろうと述べ養護した。
Things got a little heated in the desert during FP2
🎧 (wait for it…)@danielricciardo = 😠 🤬#BahrainGP #F1 pic.twitter.com/yRnrcLQECe
— Formula 1 (@F1) April 6, 2018
リカルドは開幕の母国オーストラリアGPのフリー走行中、コース上の危険によるものではなく運営上の技術的トラブルに起因する黄旗提示の際に、ほんの僅かに速度制限を無視したとしてグリッド降格ペナルティを科されている。
初日FP2はスクーデリア・フェラーリ勢が1-2を決め、フェルスタッペンが0.928秒遅れの5番手、リカルドが0.934秒遅れの6番手という結果だった。金曜フリー走行を終えて、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドが発表したコメントを以下に紹介する。
レッドブル:バーレーンGP初日を終えて
マックス・フェルスタッペンFP1: ノータイム, FP2: 5位
今朝ちょっとして問題が発生してしまった。こういった事は時々起こるものだし気にしちゃいないよ。残りの週末を見据えてるからね。走行時間を大幅に失ったわけだから、理想的とは言えないさ。お陰でFP2の序盤をマシンバランスの確認に使う羽目になってしまった。
車に乗れる時間が短かったけど、何とかして良いバランスを見つけ出せたよ。ロングランのペースはかなり良かったね。タイヤのデグラデーションに関しても満足のいくものだった。決勝ではレース戦略が結果を大きく左右する事になると思う。ここは前の車につけていけるコースだし、適切なストラテジーとちょっとした運があれば、良い結果を得られるはずさ。
FP2はレースのコンディションに近いから重要なセッションなんだ。FP2以外のフリー走行はちょっと暑いからね。明日は決勝のためにも、ショートランの速さを得るために微調整が必要だ。可能な限りのベストポジションを得るために、感触とバランスを改善していかなきゃね。
ダニエル・リカルドFP1: 1位, FP2: 6位
全体的に言えば悪い日じゃなかったよ。FP1の結果は良かったけど、夕方のFP2はさほど良くはなかったね。幾らか変更を加えてみたんだけど、思っていたようには上手くいかなかったんだ。でも、FP1の時のマシンに戻したいとは思ってないよ。もっと良いマシンを用意できると信じてるからね。
ミディアムタイヤのバランスには満足してるよ。全体的なフィーリングは悪くなかったんだ。夕方のセッションでの僕の結果はそんな重要じゃないよ。最初のラップでトラフィックに引っかかってしまったし、その影響で2回目のラップに行かなきゃならなかったんだ。結果として幾らかタイムを失ってしまったんだよね。
メルセデスは多分、いつもみたいに予選で速さを上げてくるだろうね。でも、僕らとしても今夜よりももっと接近してみせるつもりだよ。良いマシンが用意できると確信しているし、6位より上に行けるだろうと思っている。レースでも、もっと上の結果を得られると思うよ。
バルテリにはペナルティを受けてほしくない。これは練習セッションなんだ。確かにストレスが溜まるけど、誰もが先週の僕のペナルティーに賛成しているとは思わないし、そんな形でレースを始めたくはないんだ。無線で何も聞かされてなかったんだと思う。彼のせいじゃないよ 。
F1バーレーンGP三回目のフリー走行は日本時間7日(土)21時から、公式予選は8日(日)0時からバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる。昨年の予選はバルテリ・ボッタス(Mercedes)がキャリア初ポールを獲得、2番手にルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが強さを見せた。