マクラーレン、エンジンに問題発生も「マシンの挙動は期待通り」F1バーレーンGP《初日》

マクラーレンMCL34の後ろ姿copyright Mclaren

3月29日(金)に行われたF1第2戦バーレーンGPのフリー走行に挑んだマクラーレン勢は、ランド・ノリスが8番手、カルロス・サインツはチームメイトに遅れること0.175秒の11番手で初日を締め括った。

印象的なタイムを刻んだノリスであったが、終盤にエンジンのミスファイヤが発生。チェッカー前にガレージへと下がった。前戦オーストラリアでのトラブルの影響で、週末に先立ってサインツがエンジンを交換しているだけに不安は尽きない。

とは言え、スポーティング・ディレクターのジル・ド・フェランは「マシンの挙動は期待通り」と語り、一定の満足感を示した。

マクラーレン:F1バーレーンGP初日を終えて

カルロス・サインツFP1: 7位, FP2: 11位

トラブルなく計画していたプログラムを消化する事ができ、スムーズな金曜日だった。概ねパフォーマンスは良いし有望な感じがするけど、明日はライバルがエンジンパワーを上げてくるだろうから、その点については慎重にならなきゃね。

今日のセッションには満足さ。予選のリザルトを最大化するためには、1ラップで確実にタイムを出せるようにならなきゃならない。クルマにはまだ改善の伸びしろがあるし、明日が楽しみだね。

ランド・ノリスFP1: 15位, FP2: 8位

改善の余地はあるけど、週末の出だしとしてはまずまずかな。前戦よりは手順にも慣れたし自信も感じてる。FP1はボチボチだったと思う。やるべき事は全部やり終えたしね。コースの感触も良いよ。

FP2は路面温度がかなり低下したから、マシンのフィーリングも随分変化していたし、ラップタイムも大きく上がったね。ちょっとしたトラブルが出てしまい、早めにセッションを終えなきゃならず、期待していた程走り込めなかったけど、燃料を積んだ状態でのロングランは終えられたし、序盤にショートランを消化してたから、その点は良かった。感触としてはまずまずだね。


初日はフェラーリがトップを独占。FP1ではシャルル・ルクレールが、FP2ではセバスチャン・ベッテルが最速を刻み、前戦ウィナーのメルセデスの二人を退けた。

バーレーン・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間3月30日(土)21時から、公式予選は同24時からバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。降水確率60%の予報が出ており、予選はウェットコンディションとなる可能性がある。

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