ルノーF1、車体の大幅アップグレードを実施「逆襲の第二章が始まる」
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F1第4戦アゼルバイジャンGPに向けて、ルノー・スポールのカルロス・サインツとニコ・ヒュルケンベルグが抱負を語った。
チーム代表のシリル・アブテブールによれば、ルノーはバクー市街地コースに新しいシャシーアップグレードを持ち込むようで「逆襲のための第二章が始まる」と語気を強めている。具体的にはバージボード周りのパーツと、ウイングに関するエアロダイナミクスが刷新されるとの事で、大幅な性能向上に自信を示している。
開幕3戦でヒュルケンベルグに対し全敗しているサインツは、予選でのラップタイムの改善が課題だとして、ヒュルケンベルグの速さの秘訣を理解しようとしている。ルノーのマシンと、サインツの古巣トロ・ロッソのマシンは特性が真逆。中高速コーナーでタイムを稼ぐR.S.18への理解という点では、チーム在籍2年目のヒュルケンベルグに分がある。
ルノー:F1アゼルバイジャンGPに向けて
ニコ・ヒュルケンベルグ流れは上向き
僕らのシーズンのスタートはこれまでのところポジティブだし、中段グループの先頭にいられるのは良い事だね。自分達が戦える状態にあることを明確にする意味でも、継続的にポイントを獲得していくことが重要だと思う。流れは上向きで推移しているし、ライバル勢の前に立つためにもこの調子で仕事を続けていかないとね。
カルロス・サインツ正しい方向に進んでいる
全体的には、この数戦はかなり良い感じだったと考えてる。目標の達成のためにチーム全体が素晴らしい仕事をしているよ。異なるマシンセットアップを試すチャンスもあるし、チームが正しい方向に向かって進んでいるって実感があるんだ。できるだけ多くの選手権ポイントを稼ぐためにも良い仕事を続ける必要があるし、改善していかなきゃならない。
2018年のF1アゼルバイジャンGPは、日本時間4月27日(金)18時からのフリー走行で幕を開ける。舞台となるのは世界最速のストリートサーキットであるバクー市街地コース。1周の長さはベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンに次ぐおよそ6km、2016年の初開催では、当時ウィリアムズに在籍していたバルテリ・ボッタスがF1での最高速記録を更新する378km/hをマークしている。