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モントリオールで行われた前戦カナダGPで通算65回目のポールポジションを獲得し、アイルトン・セナが持つ歴代2位の記録に並んだルイス・ハミルトン。24日(土)のアゼルバイジャンGPで手にした66回目のポールラップは、その時よりも特別だと語る。
ダニエル・リカルドのクラッシュによって、予選Q3は残り3分半のところで赤旗中断。セッション再開後に見せたハミルトンのアタックは、チームメイトのバルテリ・ボッタスに0.5秒近くの大差をつける完璧なものであった。「例えポールが獲れなかったとしても、誇りに思える1周だった」と語るハミルトンは、全てを懸けたアタックラップの成功に喜びを隠そうとはしなかった。
超ロングストレートを有するバクー市街地コースは、アウトラップの1周のみでタイヤを温め切るのがかなり困難なコース。赤旗の影響によって各車に許されたアタックのための準備ラップは僅か1周。今週末ずっとタイヤ管理に苦労し続けていたハミルトンは、最後の最後になってただ一人タイヤを完璧に支配した。
ハミルトン:アゼルバイジャン予選を終えて
ルイス・ハミルトンFP3: 3位, 予選: 1位
モントリオールのポールラップはかなり特別だったけど、今日のはそれ以上だと思う。予選Q3の最初のラップはほんとに良かったんだけど、少し攻めすぎて最終コーナーでタイヤがロックアップしちゃってタイムを失ったんだ。赤旗の後の最後のアタックラップは、すごいブレッシャーだったよ。今週は1ラップでマシンを機能させられずに苦労してたから、全てを懸けて挑んだんだ。全てを上手くまとめ上げられたよ。
バルテリもすごく良いアタックしてたから、フィニッシュラインを越えてポールポジションだって分かった時はすごくいい気分だったね。仮に2番手だったとしても、あの1周は誇りに思える最高のものだったよ。昨日は苦しんだけど、昨晩たくさん変更を加えたんだ。今日の車を作るために夜遅くまで働いてくれたチームの皆にお礼を言わなきゃね。彼らは素晴らしい仕事をしてくれたよ。
2017年第8戦F1アゼルバイジャンGP予選の模様については予選の結果とダイジェストを参照されたい。