闘志に火がつくポールシッターのベッテルと、ガチで肩を落とすライコネン
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4月28日(土)のF1第4戦アゼルバイジャンGP公式予選に挑んだスクーデリア・フェラーリ勢は、セバスチャン・ベッテルが3戦連続となるポールポジションを獲得しフロントロウ。その一方で、グリッド最年長のキミ・ライコネンはポールの可能性がありながらも、立て続けのミスが重なり6番手に終わった。
アゼルバイジャンGP予選を終えて
セバスチャン・ベッテル予選: 1位, FP3: 1位
この結果にはすごく満足してるよ。でも、最終ラップのターン3でタイヤをロックアップさせちゃって、少し残念に思ってる。マシンが良いのは分かってたし、最初の2つのコーナーを通過した時点で、前のラップより既にコンマ15秒速かったんだ。でも、ブレーキングの時に多分悪い形でバンプを打ってしまいタイヤがロックしてしまった。
最終的には幾らか追い込めたから、さほど遅いタイムじゃなかったけど、ロックアップした後グリップが変わってしまった。もっと速いタイムが刻めていたはずだから残念だけど、取り敢えずは満足してる。
二人揃ってフロントロウに並べる可能性があっただけに、キミの事は残念だよ。でも明日は長いレースになる。決勝でのチャンスを掴むために、ポールを賭けて戦えた事自体がすごく重要なんだと思う。
ここ数戦の予選は良いリザルトになっているけど、僕らがやらなきゃならない仕事はまだたくさんある。マシンがもっと速くなるのは分かってるからね。このポジションを得るために懸命の努力を続けてきたけど、チーム内の誰もがが、まだやるべき仕事が残ってる事を理解してる。
僕らは集中力を保ち続けなきゃならない。明日はチャンスがあると信じているし、戦う事を恐れたりはしない。
キミ・ライコネン予選: 6位, FP3: 3位
Q3の最後のランではスピードも上がっていたし、マシンの感触も良かったんだ。かなり良いラップになると思っていたよ。今週末は最終コーナーでかなりトリッキーな風が吹いていたけど、何の問題もなくコーナーに侵入できた。でも、何らかの理由でコーナー出口で大きくスナップしてしまい、横に逸れてしまった。
コースにマシンを戻す事は出来たけど、予選はそこで終わってしまった。あのミスさえなければ、はるかに良いポジションを得られたのは間違いない。最後のコーナーで最高のラップが台無しになってしまうんだから本当に痛いしストレスが溜まるよ。かなりガッカリしている。
残念なことに、ミスによってレースに向けての最高のポジションを逃してしまった。今日は報われなかったけど、明日はまた別の日だ。最善を尽くすよ。
2018年F1アゼルバイジャンGP決勝レースは、日本時間29日(日)21時10分から、バクー市街地コースで開催される。現地日曜は最高気温18℃と低く、毎時50km程の強風が吹き荒れる予報となっている。