ルノーF1、中団争いの厳しさを冷静に直視「昨季末と同レベルの結果を目指す」F1オーストラリアGP Preview 2018
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2018年F1開幕戦オーストラリアGPに向けて、ルノー・スポールのカルロス・サインツとニコ・ヒュルケンベルグが意気込みを語った。
ルノーとしてはワークス参戦3年目のシーズン。3強チームを除く中団争いが激しさを増す中、チーム代表のシリル・アビテブールは、開幕戦では2017年終了時点でのポジションをキープする事が目標、と語り、極めて現実的なスタンスを見せている。
昨年末に立て続けに発生したパワーユニットのトラブルを踏まえて、ルノーは今年、パフォーマンスの向上よりも信頼性の向上を優先させたエンジン開発を行っている。PU出力の向上が見込めない分、車体デザインを徹底的に攻める事でこれを補おうとしたものの、冬季テストでは冷却性能に問題を抱えている事が露呈した。
慎重なボスとは対照的なドライバー
カルロス・サインツモチベーションは高い
オーストラリアGPに向けての準備は出来ているよ。この数ヶ月間この時に向けて準備を進めてきたから、モチベーションはかなり高いよ。シーズンオフの間も全力で取り組んできたんだ。めちゃくちゃトレーニングしたし、ラリー・モンテカルロでドライブしたし、バルセロナテストでは大いに楽しんだ。今季を最高の結果で締め括るために、精神的にも肉体的にももう一度気を引き締めなきゃね。
ニコ・ヒュルケンベルグ冬の間も確実に進化している
いい感じだよ。テストで大量に走り込めたしデータもたくさん収集できたからね。チームにとって本当に実りあるテストになったよ。ルノーとは既に丸一年共に働いてきた経験があるから、オーストラリアGPでは優位に立てるはずさ。僕らは2017年シーズン全体を通してだけでなく、冬の間も確実に進化している。土曜の予選になるまでは確たる事は何も分からないし、僕らの正確なポジションも見当がつかない。今季へのチャレンジに向けて準備は出来てるし、早くレースがしたいよ。全力を尽くしてみせるよ。