アルピーヌ育成のジャック・ドゥーハン、F1メキシコGPで公式セッションデビュー
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BWTアルピーヌF1チームは10月25日(火)、エルマノス・ロドリゲス・サーキットを舞台とする次戦メキシコGPのFP1で、エステバン・オコンに代えてアカデミー所属のジャック・ドゥーハンを起用すると発表した。
ロードレース世界選手権500ccクラスで5年連続のチャンピオンを獲得したミック・ドゥーハンを父に持つジャックにとってはこれがF1グラプリデビューとなる。更に最終アブダビGPのFP1でもステアリングを握る。
19歳のオーストラリア人ドライバーは今回、モンツァで行われた9月のフィルミングデーでの走行に続き、最新型「A522」をドライブする。
アルピーヌは今年、5月にカタール、6月にモンツァ、9月にブダペストでプライベートテストを実施。ドゥーハンは昨年型「A521」を使って準備を重ねてきた。
ドゥーハンについてチーム代表を務めるオトマー・サウナウアーは「我々は、今シーズンのジャックの様々な分野における成長に感銘を受けている。このチャンスは彼に相応しい」と述べた。
「彼は高いポテンシャルを秘めており、我々はそれを育み続けていく。若手にF1マシンを試す機会を与えることは重要な事で、我々のアカデミープログラムはそれを実現させてきた」
「セッションを通して懸命に働き、F1グランプリの週末に関わるという経験からジャックができる限りのものを得てくれる事を期待している」
ドゥーハンは2021年のFIA-F3選手権でランキング2位に輝くと、今年1月にアルピーヌ・アカデミーに加わった。参戦初年度となる今季のFIA-F2選手権では優勝3回、表彰台3回、ポールポジション3回を獲得。残り1戦を残してランキング4位につけている。
「F1マシンのドライビングを任されることはいつだって名誉なことだけど、それがグランプリの週末ともなれば一層特別だ」とドゥーハンは語る。
「最終的には、毎週末、こういったチャンスを得ることが目標だ。今回のドライブはその目標達成にまた一歩近づくものだと言える」
「できる限りの準備をしてきた。標高が高く、トップスピードが非常に速いこの手のサーキットでドライブするのはさぞかしエキサイティングだろうね」
「当日は一生懸命に働いて、チームが定めたタスクを全てこなすと同時に、またとない機会になるはずだから楽しみたいと思ってる」