フェルナンド・アロンソ、インディ500参戦を発表!モナコGPは欠場。代役を務めるのは…

マクラーレン・ホンダとともにインディ500の参戦を発表するフェルナンド・アロンソcopyright McLarenF1

マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、あのインディ500に参戦することが発表された。佐藤琢磨が所属するアンドレッティ・オートスポーツからのスポット参戦となり、「マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ」のエントリー名での出場となる。

インディ500参戦への抱負

フェルナンド・アロンソ

「マクラーレンとホンダ、そしてアンドレッティ・オートスポーツとともにインディ500に出場できることを凄くうれしく思うよ」

「インディ500はル・マン24時間とF1モナコGPに並び、世界中のモータースポーツの中で最も有名なレースだ。モナコGPで走行できないのはもちろん残念だけど、欠場するのはモナコだけだし、インディ500が終わったらすぐにチームに合流してカナダGPの準備にあたるよ」

「インディカーを走らせたことはないし、スーパースピードウェイでレースをしたこともない。でも直ぐに慣れる自信があるよ。テレビやネットでインディをよく見てるけど、350km/h以上の超高速での接近戦になるから、高い精度のマシンの操縦が求められるのは間違いない。かなり短い期間で準備をしなきゃならないから、スペインGPが終わったらすぐに渡米して、できるだけ多くの周回を重ねてマシンを自分のものにしていきたいと思ってる」

「モナコでは2勝をあげてるし、世界三大レースを全部制覇するのが僕の夢なんだ。それを成し遂げたのはグラハム・ヒルだけだし、すごい大変なのは分かってる。やりがいのある挑戦だよ。ル・マンに挑戦できるのはいつか分からないけど、まだ35歳だし時間はたっぷりあるからいつか挑戦したいね」


©indianapolismotorspeedway.com

モナコGPを欠場、代役は未定

インディ500は5月28日に開催される予定となっており、F1モナコGPとバッティングしている。そのためアロンソはモナコGPを欠場しインディ500を戦うことになる。マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーはジェンソン・バトンが務めているが、チームはアロンソの代役は後日発表するとしており、現時点では未定となっている。

アロンソはF1で32回の優勝と97回の表彰台を獲得してるが、それだけでは飽き足らず今回インディ500に挑戦することになる。2度のワールドチャンピオンは、兼ねてからル・マン24時間とインディ500への参戦に言及しており、F1ワールドチャンピオンと同じくらいの名声があるレースとしてこの2つのレースを挙げていた。

1966年にインディ500を制したグラハム・ヒル


1966年のインディ500で優勝したグラハム・ヒル

アロンソの言うように、世界三大レースを制したのはグラハム・ヒルただ一人だけだ。「Mr.モナコ」と呼ばれたグラハム・ヒルは、ジャッキー・スチュワート、ジム・クラークと言ったドライバーが参戦した1966年のインディ500で、15位番手からスタートし見事優勝している。

そもそもインディ500ってどんなレースなの?

インディ500は正式には「インディアナポリス500マイル・レース」と呼ばれ、アメリカではF1以上に人気のある100年もの歴史を持つ自動車レースだ。インディ500は「インディカー」シリーズの中の1戦として開催される。動員観客数は40万人とも言われ、世界最大規模のモータースポーツとして知られている。

舞台となるのはインディアナポリス・モーター・スピードウェイ。1周2.5マイル(約4km)のオーバル・コースを200周することで勝敗を競う。F1とは異なり、卵形のサーキットをひたすらグルグル周回するレースであり、マシンの時速は360キロから380キロにも達する。

アロンソが参戦する「インディ500」ってどんなレース?


今年はF1モナコGPの決勝レース後にインディ500が行われるため、モナコGPからの梯子視聴が可能となっている。テレビ放送の詳しい日程については、2017年インディ500テレビ放送日程をご参照あれ。

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