アレクサンダー・ロッシ、マクラーレンSPと複数年契約を締結…7年を過ごしたアンドレッティを去る

アンドレッティ・オートスポーツのアレクサンダー・ロッシ、2022年5月26日インディ500のメディアデーにてCourtesy Of Penske Entertainment

インディカー・シリーズに参戦するアロー・マクラーレンSPは6月2日(木)、第100回インディ500ウィナー、アレクサンダー・ロッシとの2023年からの複数年契約を発表した。

シリーズ7勝を誇るカリフォルニア州ネバダシティ出身の30歳は今季限りでアンドレッティ・オートスポーツを離れ、マクラーレンSPのレギュラードライバーとしてパトリシオ・オワードと共に来季のグリッドに並ぶ。

5戦に渡るマノーでのF1活動を経て、ロッシは2016年シーズンにインディカーに参戦。以来、今年を含めて7シーズンに渡ってアンドレッティでレースを戦ってきた。先日のインディ500を終えて現在、141ポイントでランキング11位につけている。

「まず、アンドレッティ・オートスポーツのみんなに、信じられないような7年間について感謝したい。アンドレッティの名のもとに、そしてマイケルのために長年に渡ってレースができて光栄だった」とロッシ。

「モータースポーツ界のもう一つのビッグネーム、マクラーレンでレースをする時が来た。チームの発展に貢献し、トップに立つ手助けをすることを楽しみにしている」

ロッシについてマクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOは「実績あるレースウィナー」と評して歓迎する声明を発表した。

「チームとして一貫してチャンピオンシップと勝利を争うためには、クルマの内外を問わず適切な人材を配置することが不可欠だ」

「彼は以前から目をつけていた人物で、マクラーレンSPの一員としてどんな活躍を見せてくれるのか楽しみにしている」

マクラーレンSPの現ドライバーであるフェリックス・ローゼンクビストの来季についてはまだ未定だが、ブラウンは2023年シーズンまでに3台体制に拡充する意向を示しており、まだあと一つ、シートに空きがあるものとみられる。

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