エイドリアン・ニューウェイ、レッドブルF1との契約延長に合意との報道
Published: Updated:
空力の鬼才の異名で呼ばれるF1界のレジェンド・デザイナー、エイドリアン・ニューウェイがレッドブル・レーシングとの契約延長に合意したようだ。英「Autosport」が1日(月)、伝えた。
報道によると64歳のF1デザイナー兼エンジニアは今後も最高技術責任者(CTO)としてレッドブルF1チーム、レッドブル・アドバンスト・テクノロジー、そして新設のレッドブル・パワートレインズの進捗を監督していく。
契約年数を含む詳細は不明だが、現行契約が満了を迎える今シーズン末を前に早々に合意に至った事で、ライバルチームによる引き抜きの憶測は完全に終止符が打たれる事になりそうだ。
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは先月、ニューウェイは今後も「長年に渡って」ミルトンキーンズのチームに留まると語っていた。
足繁く通い詰めるというホーナーの積極的な勧誘に折れ、チーム設立の翌2006年にレッドブルに加わったニューウェイは、「RB6」とセバスチャン・ベッテルとの組み合わせから始まるWタイトル4連覇を強力に推進。2021年にはマックス・フェルスタッペンと共に勝ち星を伸ばした。
新世代グランドエフェクトカーが導入された昨年は9年ぶりにドライバー及びコンストラクターの両選手権を制覇。2023年型「RB19」は昨年を上回る支配的な競争力を発揮しており、F1史上最も成功したデザイナーとしての名声は一層、高まっている。