F1アブダビGP タイヤ配分:レッドブルとトロロッソ 最もアグレッシブ

2019年のF1タイヤを紹介するピレリのマリオ・イゾラcopyright Pirelli & C. S.p.A.

F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、ヤス・マリーナ・サーキットで開催されるF1第21戦アブダビGPのドライバー別タイヤ選択を公表した。2019年のアブダビグランプリは、日本時間11月29日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

シーズンの最終戦は、夕刻にスタートするトワイライトレース。レースを通して、路面温度が低下する。ピレリは今年のアブダビGPに、最も柔らかいレンジのC3~C5コンパウンドを投入する。

ピレリは、2019年のF1世界選手権よりタイヤの命名規則を一新し、晴れ用のドライコンパウンドを7種類から5種類へと削減。硬いものから順にC1からC5と名付け、各コース特性に応じてこの中から3種類を選んで、ハード、ミディアム、ソフトとして配分している。

ホンダエンジンを搭載するレッドブルとトロロッソ及びウィリアムズは、最も柔らかいソフトを9セット選択。最もアグレッシブなアロケーションとなった。ピエール・ガスリーとジョージ・ラッセルを除いてミディアムを3セット、ハードを1セットとした。

フェラーリとメルセデスは全く同じアロケーション。ソフトを8セットとして、ドライバー毎にミディアムとハードの選択数を変えた。フリー走行中にハードタイヤのテストを行うのは、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールとなりそうだ。

昨年のレースでは、ルイス・ハミルトン(Mercedes)が中古のウルトラソフト(当時の中間コンパウンド)で7周を走り、その後、最も硬いスーパーソフトタイヤへとスイッチ。1ストップ戦略を採用して、55周のレースでトップチェッカーを受けた。

トップ10入賞者のうち、2ストッパーを採用したのは5位のバルテリ・ボッタス(Mercedes)のみ。1ストップ戦略が主流となった。

なお、チームはグランプリ終了後もアブダビに留まり、2020年シーズン用のプロトタイプタイヤのテストに参加する。来季スペックのコンパウンドはグリップが不足しているとの不評が多く、今季使用を継続するかどうかの投票がテスト後に行われる。

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