2023年F1アブダビテスト:ラインナップ…角田裕毅と岩佐歩夢がF1初共演

ヤス・マリーナ・サーキットを周回するアルファロメオとウィリアムズ、2023年11月25日(土) F1アブダビGP FP3Courtesy Of Alfa Romeo Racing

F1チームは最終アブダビGPを終えてなおヤス・マリーナ・サーキットに留まり、11月28日(火)に行われる恒例のポストシーズンテストで再びマシンを走らせる。

セッションは午前と午後の2回に分けて行われる。チームは各々、2台のクルマを走らせる事ができるが、1台に関してはグランプリ参戦経験が2戦以下の若手ドライバーに割り当てなければならない。

ルーキー達にとっては、将来的なデビューに向けてF1マシンだけでなくチームの運営方法やコミュニケーションをあり方を学ぶ有益な場であると当時に、チーム首脳陣に自らの腕前と才能をアピールする絶好のチャンスでもある。

レギュラードライバーは通常、来年投入される新しいタイヤについて学び、来季型マシン開発を手助けする役割を負うが、ピレリは今年一度も使われなかった「C0」をラインナップから外すものの、2024年も今季と同じコンパウンドを継続するため、基本的にはタイヤ周りの最適化に関する作業が行われるものとみられる。

供給されるのはC1が1つ、C2が1つ、C5が2つ、C4が3つ、C3が3つの合計10セットで、若手ドライバーに対しては8セット(C4が2つ、C5が2つ、C4が4つ)が配分される。

ドライバーラインナップにおける最大の注目は、アルファタウリから参加する岩佐歩夢だろう。初のF1ドライブとなる。もう1台は午前をダニエル・リカルドが、午後を角田裕毅が担当する。

今季のFIA-F2選手権王者に輝いたテオ・プルシェールに加え、アブダビGPのフリー走行で印象的な走りを見せたフェリペ・ドルゴヴィッチやロバート・シュワルツマン、オリバー・ベアマンもステアリングを握る。

チーム 通常枠 若手枠
レッドブル セルジオ・ペレス ジェイク・デニス
メルセデス ジョージ・ラッセル フレデリック・ヴェスティ
フェラーリ シャルル・ルクレール ロバート・シュワルツマン
カルロス・サインツ
マクラーレン オスカー・ピアストリ パトリシオ・オワード
アストンマーチン フェルナンド・アロンソ フェリペ・ドルゴヴィッチ
ランス・ストロール
アルピーヌ エステバン・オコン ジャック・ドゥーハン
ウィリアムズ アレックス・アルボン フランコ・コラピント
ローガン・サージェント ザック・オサリバン
アルファタウリ 角田裕毅 岩佐歩夢
ダニエル・リカルド
アルファロメオ 周冠宇 テオ・プルシェール
ハース ピエトロ・フィッティパルディ オリバー・ベアマン

F1アブダビGP特集

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