レッドブルF1「”年内に”エンジンの問題が解決しない場合はF1を撤退する」と警告copyright formula1.com

レッドブルF1「”年内に”エンジンの問題が解決しない場合はF1を撤退する」と警告

  • 公開日時:

レッドブルのモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコがF1公式サイトに語ったところによると、2017年末迄に現在のF1が抱えているエンジンの問題が改善される見通しが立たない場合、レッドブルがF1に留まる保証はない言う。

現在のF1では、自らエンジンを製造しているチーム以外の所謂カスタマーチームは、エンジンの調達コストやパフォーマンスの面でワークスチームより劣勢に立たされている。レッドブルは2010年から2013年までドライバータイトルとコンストラクターズタイトルを4連覇したものの、現行の1.6リッターV6ターボハイブリッドエンジンが導入されて以降は、一度もタイトルを獲得できていない。F1では2020年まで現行のパワーユニットが使用される事になっており、それ以降については未定の状態となっている。

マルコは「2021年には独立系のエンジンサプライヤーがF1にエンジンを供給する状態となっていなければならない。これは必須のことであり、エンジンは今よりもシンプルかつ排気音に魅力があるものでなければならず、費用は1000万ユーロ以下でなければならない」と主張。

レッドブルを走らせるピエール・ガスリー
©redbullracing

「我々は、F1の新しいオーナーがFIAと協力して今年末までにこの問題の解決方法を探し出してくれることを期待している。もしそうでなければ我々がF1に留まる保証はない」

先月、2021年以降のF1エンジンについての方向性が、フランスで開催されたFIAの会合において議論された(参考:21年以降のF1エンジン「シンプル・低コスト・魅力的なサウンド」FIA会合で合意)。この会合を終えたFIAは、新時代のF1エンジンはシンプルかつ低コストであり魅力的なサウンドを奏でるべきとの合意がなされた、と発表。独立系サプライヤーについての言及は一切なかった。

今回のマルコの発言は、21年以降のF1エンジンの議論と方向性に対して揺さぶりをかける狙いがあるものと見られる。