ベッテルとシューマッハが再びタッグ!2025年レース・オブ・チャンピオンズ、F1開幕前夜に南半球初開催

笑顔のセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)とミック・シューマッハ(ハース)、2022年7月3日F1イギリスGP決勝レース後のパルクフェルメにてCourtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

セバスチャン・ベッテルとミック・シューマッハが、2025年3月7日・8日に開催される2025年レース・オブ・チャンピオンズ(ROC)にドイツの「スーパーチーム」として出場することが決定した。

ROCは、F1やNASCAR、インディカーやWEC、WRC等、様々なカテゴリーで活躍する世界のスタードライバーが一同に集結し、ワンメイクのクルマで競う世界最大規模、30年以上の歴史を持つレースイベントだ。

ROCは今回、初めて南半球で開催される。舞台となるのは、2000年のシドニーオリンピックのために建設されたアコー・スタジアムで、全長950mの並行コースが設置される。

国籍に基づきチームを組み、国別で「世界最速の国」の称号を競い合う「ROCネイションズカップ」は3月7日(金)に、メインイベントで個人戦の「チャンピオン・オブ・チャンピオンズ」は8日(土)に行われる。両日共に現地19時30分からレースが開始される。

Courtesy Of ROC

2019年レース・オブ・チャンピオンズのネーションズカップで優勝したトム・クリステンセンとヨハン・クリストファーソン、準優勝のセバスチャン・ベッテルとミック・シューマッハ

ロンドンのオリンピックスタジアムで行われた2015年大会の個人戦を制し、6度に渡ってROCネイションズカップでシューマッハとコンビを組み、2019年のメキシコ大会でシューマッハと共に2位を獲得したベッテルは「こうしてまた、レース・オブ・チャンピオンズに出場し、ミックと組めることを本当に嬉しく思う」と語った。

「シドニーの元オリンピックスタジアムでレースができるということで楽しみにしている。シドニーは世界で最も美しい都市の一つだし、ROCの次の章にふさわしい素晴らしい会場だと思う」

「僕は、サステナブルなモータースポーツイベントを目指すというスウェーデン大会で始まったROCの取り組みを支持してきた」

「ROCに参加するドライバーたちは誰もが、このイベントに魅了されている。なぜなら、僕らがレースを始めた理由を思い出させてくれるからだ。これは純粋な競争であり、当然、同じクルマを使うから言い訳はできない」

「金曜のROCネイションズカップでは、ドイツが再びタイトルを獲得できるようミックを全力でサポートするけど、土曜の個人戦では手加減しない。何しろ2023年のスウェーデン大会では、ミックに準決勝でやられてしまったからね!」

2023年のスウェーデン大会で、師であるベッテルを打ち負かして2位を獲得し、メキシコ大会でベッテルと共にネイションズカップ2位を手にしたシューマッハは、「今回は金曜のネイションズカップと土曜の個人戦の両方で優勝を狙いたい」と語った。

2025年のROCは、2月21日~23日に開催されるシドニー・モータースポーツパークでのスーパーカー開幕戦の2週間後、F1世界選手権の開幕オーストラリアGP(3月13日~16日)の1週間前に行われる。

ROCは、ベッテルとシューマッハに続く幾つもの「ビッグネーム」の参戦を今後数週間のうちに発表する予定だとしている。

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了