数奇な巡り合わせ?フェルスタッペン、2024年に向けパフォーマンス・コーチを変更

優勝トロフィーを手にパフォーマンス・コーチのブラッドリー・スキャンズと写真を撮るマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2021年6月20日(日) F1フランスGP(サーキット・ポール・リカール)Courtesy Of Red Bull Content Pool

複数のオランダ国内メディアの報道によるとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2024年に向けて現在カルロス・サインツ(フェラーリ)を支えるルパート・マンウェアリングを新たなパフォーマンス・コーチとして迎え入れる。

ブラッドリー・スキャンズはジェイク・アリカーの後任として2020年よりフェルスタッペンのパフォーマンス・コーチを務めてきたが、私生活を重視したいとの理由で2023年末を以てレッドブルとの契約を解除する。

フェルスタッペンとスキャンズは4年に渡ってパートナーシップを組み、46勝を挙げて3度のF1ワールドチャンピオンを獲得。大きな成功を収めた。スキャンズは相棒との別れを惜しむ次のメッセージをSNSに挙げた。

「寂しくなるね。我々は頑張った。楽しんだ。そして勝った。常に最高を目指した。もしかすると私も少しばかり力になれたのかもしれない。それでも友よ、君にはそのままでいてほしい。これは君の魔法のような物語の一部だ❤️ 私の物語の一部になってくれてありがとう」

同名の元F1ドライバーを父に持つマンウェアリングは2015年以降、トレーニングや栄養・体調管理など、舞台裏でサインツのキャリアを支えてきた。

奇しくもフェルスタッペンの父ヨスとマンウェアリングの父は、現役時代に共に仕事をした経験がある。

1997年のティレル在籍時にドライバーとコマーシャル・ディレクターという関係だったほか、1999年のホンダF1テストドライバー時代にも再びチームを組んだ。

数奇な巡り合わせか、あるいはこれが今回の契約の背景にあるのかどうか。興味深いところだ。

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