レーシングポイントF1、セルジオ・ペレスと3年契約を締結…2020年の残留が確定

レーシングポイントのセルジオ・ペレス、2019年F1ベルギーGPにてcopyright Racing Point

レーシングポイントF1チーム(Racing Point F1 Team)は第13戦ベルギーGP初日セッションが行われた8月30日、セルジオ・ペレスとの契約を更新したと発表した。契約は3年。ペレスは少なくとも2022年末まで同チームに留まる。

メキシコ出身のセルジオ・ペレスは、2011年に小林可夢偉のチームメイトとしてザウバーでF1デビュー。その後、2013年にマクラーレンへと移籍するも、首脳陣の期待に応えられず一年で放出。豊富な資金をバックに、2014年にフォース・インディアへと移籍した。

フォース・インディアは昨年、財政難のために、ランス・ストロールの父ローレンス率いる投資家グループによって買収され、レーシングポイントへとチーム名を改称。オーナーが変わったが、ペレスは引き続き残留。シルバーストン本拠のチームでの活動は今年6シーズン目を迎えた。

「今後3年間に渡って、チームとのパートナーシップを継続していくことを本当に楽しみにしている」とペレス。「このチームとの関係は長く、チームの皆は僕にとっての第二の家族のようなものだ。僕らは共に大きな成功を収めてきたし、レースに対する情熱を共有している」

「過去12か月間にチームが選択した方向性に感銘を受けており、これからの先行きに対する自信を持っている。最高の瞬間を味わえる時が近づいていると感じているし、今後数年で更に多くの表彰台を獲得し、何度もお祝いが出来ることを楽しみにしている」

オトマー・サフナウアー代表は「彼は過去6年に渡って成長を遂げ、今や優れた予選スピードと卓越したレーステクニックを備えた完璧なドライバーと言える。2022年末までのコミットメントが得られた事で、我々は一貫性を持つことが出来る。新しいレギュレーションが施行される事もあり、セルジオのような経験豊富なドライバーを確保することは非常に重要だ」と語った。

ペレスの残留が決定した事で、レーシングポイントは来季2020年シーズンで、ペレスとランス・ストロールのラインナップを継続する事になる。

今回のベルギーGPでは、バルテリ・ボッタスのメルセデス残留と、エステバン・オコンのルノーからのF1復帰が発表された。レーシングポイントのラインナップ確定によって、グリッド上の空きシートは更に減少。残る注目のシートはハースだ。ロマン・グロージャンに代わり、ルノーを追われたニコ・ヒュルケンベルグの加入の可能性が高まっている。

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