日産、フォーミュラEチーム「e.dams」を買収
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日産自動車株式会社は4月12日(火)、レースチーム「e.dams」を買収したと発表した。同社は同チームと共にFIAフォーミュラE世界選手権に参戦している。日産フォーミュラEを担当するゼネラル・マネージャーのトマソ・ヴォルペがマネージング・ディレクターを兼務し、フランソワ・シカールが新たにスポーツ・ディレクターに就任する。
買収について日産の最高執行責任者を務めるアシュワニ・グプタは「フォーミュラE並びに、エキサイティングかつハイパフォーマンスなモータースポーツに対する当社の長期的なコミットメントを示すものだ」として「今回の買収により当社の電動化戦略は、より一層加速していくだろう」と説明した。
また「e.dams」の元オーナー、オリビエ・ドリオとグレゴリー・ドリオは「日産のような世界的なブランドと提携できて光栄だった。情熱的で革新的な企業にチームを引き継ぐことができ嬉しく思う。シーズン8以降での更なる成功を祈っている」と語った。
日産は長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」で掲げる電動化と持続可能性への長期的なコミットメントに基づき、2018年に「e.dams」とパートナーシップを組み、日本のメーカーとして初めてフォーミュラE世界選手権に参戦した。現時点ではシーズン12(2025/26)までの継続参戦を表明している。
今季(シーズン8)はベテランのセバスチャン・ブエミと新加入のマキシミリアン・ギュンターのラインナップでシーズンを戦う。