ルイス・ハミルトン、サッカー強豪チェルシーFCの買収に関与
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メルセデスF1チームのルイス・ハミルトンがイングランド・プロサッカー・リーグ(プレミアリーグ)に加盟する強豪、チェルシーFCの買収に一枚噛んでいるようだ。
Sky Newsが報じたところによると7度のF1ワールドチャンピオンは、史上最強の女子テニスプレーヤーとも称されるセリーナ・ウィリアムズと共に、推定2000万ポンド(約33億250万円)の投資資金を提供する事で元リヴァプールFC会長のマーティン・ブロートン率いるコンソーシアムと合意した。
ロシア軍のウクライナ侵攻に伴うイギリス政府からの制裁措置によって資産が凍結された事を受け、ロシア人オーナーのロマン・アブラモビッチがクラブ売却を決定。ニューヨーク・タイムズによると25億ドル、約3,161億円規模での売却を望んでおり、ブロートン率いる投資家グループは最終候補に残った3つの入札者の中の1つとされている。
他の候補としては、MLBロサンゼルス・ドジャースの共同オーナーであるトッド・ベーリーと、NBAボストン・セルティックスの共同オーナー、スティーブ・パグルーカの名が挙げられている。
報道によるとハミルトンとウィリアムズは各々、約1000万ポンドを提供する事でコンソーシアム側と合意に至った。
ハミルトンはF1ドライバーの中で最も多くの資産を持っており、モナコに居住しながらもスイス・ジュネーブのほか、ニューヨークとロンドンに計6700万ドル(約85億円)相当の3つの不動産を所有している。
2人の著名スターアスリートが関与するこのコンソーシアムの計画では、米プライベートエクイティー投資会社アポロ・グローバル・マネジメントの共同創業者であるジョシュ・ハリスと、デイヴ・ブリッツァーが率いる持株会社ハリス・ブリッツァー・スポーツ&エンターテインメント(HBSE)がチェルシーFCの支配権を持つ事になる。