元F1王者バトン、ホンダからマクラーレンに切り替え GTワールドチャレンジに参戦
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2009年のF1ワールドチャンピオン、ジェンソン・バトンが設立したジェンソン・チーム・ロケットRJNが、ホンダNSX GT3からマクラーレン720S GT3へと切り替えて、2020年シーズンのGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(旧ブランパンGTシリーズ)に参戦する事が発表された。ドライバーラインナップは数週間以内に公表される見通しで、7月のスパ24時間を含む5戦に参戦する。
ジェンソン・チーム・ロケットRJNは、20年の歴史を持つRJNモータースポーツとジェンソン・バトンが昨年設立したチーム。RJNは日産との長い付き合いがあり、2015年にはエンデュランス・カップのドライバーズタイトルを獲得している。
今年は提携先をホンダからマクラーレンへと変更するが、カラーリングは昨季通り、ジェンソン・バトンがF1タイトルを獲得したブラウンGPのマシンを彷彿とさせる象徴的な配色のまま。ジェンソン・バトンはF1引退後、FIA世界耐久選手権(WEC)や日本のスーパーGT、バハ1000に参戦するなど、精力的にレース活動を続けている。
ジェンソン・バトンは声明を発表し「GTワールドチャレンジのグリッドは年々強さを増しており、今や世界でもトップクラスのレースが繰り広げられている。チームは経験豊富だし、マシンは既にレースでの優勝実績を誇っているから、自信を持ってシーズンに臨める」と意気込みを語った。
マクラーレン・オートモーティブのモータースポーツ・ディレクターを務めるイアン・モーガンは「ジェンソン・チーム・ロケットRJNがカスタマーに加わり嬉しく思う。720S GT3は、先週末のバサースト12時間でのデビュー戦で力強い結果を残してくれた。今後に向けて良い土台が作れているし、非常にエキサイティングだ」と述べた。