ピエール・ガスリー、11位を悔やむ「ホンダに報いる最高の結果を残すはずだったのに…」

F1日本グランプリ決勝に向けて準備をするトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー 2018年10月7日copyright Red Bull Content Pool

トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、ホンダのお膝元である三重県鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリ決勝レースをポイント圏内7番手からスタートしたものの、後続からそのポジションを守りきれず、入賞まで後一つの11位でチェッカーフラッグを受けた。

ガスリーは残り16kmとなったラスト3周のホームストレートで後続のカルロス・サインツ(Renault)にオーバーテイクを許しポイント圏外の11番手に後退。まさに僅差ところで入賞を逃した。

フリー走行で発生したトラブルのためにトロロッソ・ホンダ陣営は決勝に向けての準備が不足。2スティント目のソフトタイヤには巨大なブリスターが発生し、完走するのがやっとの状況だった。

レース序盤に中団チーム最上位を賭けてガスリーとバトルを繰り広げていたセルジオ・ペレス(Racing Point)は、ガスリーよりも5周程早くピットインに動いたものの、最後までタイヤの性能を保つ事に成功し7位フィニッシュを果たしている。

レースを終えたガスリーは「ホンダに報いる最高の結果を残すはずだったのに…」意気消沈。11位完走を悔やんだ。

ホンダに報いる最高の結果を残すはずだったのに…

ピエール・ガスリー決勝: 11位, グリッド: 7番手

スタートでは前のブレンドンを追い抜いて、第一スティントは良かったんだ。ロマン(グロージャン)の後ろを走っていた時もマシンの感触は良かったし、かなり接近できていた。でも最初のスティントを引っ張り過ぎてしまい、ピットストップを終えた後にトラフィックの中に戻る事になり、挙げ句に後続の何台かにアンダーカットを喰らっちゃったんだ。

ピットではソフトタイヤに履き替えて、その後の数周はバトルを楽しんだしオーバーテイクもできたんだけど、その後リアタイヤにかなり大きなブリスターができちゃって、レース終盤にはマシンを走らせるだけで精一杯だった。

今日はもっと良い結果になるはずだったに。。何が起きたのかを詳しく分析する必要がある。多分戦略を誤ったんだと思うけど、こういった事は時々起こるものだし、後から”ああすれば良かった”なんて言うのは簡単さ。

ただ、昨日の予選があんなにも良かったから、本当に残念でしょうがないよ。本来だったら母国レースの日本でポイントを獲得して、チームとホンダに報いる最高の結果を出すはずだったのに。


53周で争われた決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算71勝目を上げ優勝。2位はチームメイトのバルテリ・ボッタス。3位表彰台にはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。

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