元F1ドライバーのマーク・ウェバー、ダートとショートオーバルの混合戦「SRX」に参戦

歴史的ラリーマシンのランチア・デルタを走らせるマーク・ウェバー、2017年6月copyright Red Bull Media House GmbH

かつてセバスチャン・ベッテルと共にレッドブルでF1を戦い、その後、FIA世界耐久選手権(WEC)でチャンピオンにも輝いたマーク・ウェバーが、アメリカの新たなレースシリーズ「スーパースター・レーシング・エクスペリエンス(SRX)」に参戦する事となった。

ウェバーは2016年末を以てポルシェチームのドライバーを辞し現役を引退。以降はイギリスのF1放送を担当するChannel 4の解説者を務めており、レーシングドライバーとしては5年ぶりの復帰を果たす事になる。

SRXは、スプリントカップ・シリーズのチャンピオンでありダートレースの常連でもあるトニー・スチュワートやサンディ・モンタグ、ジョージ・パインなど、NASCAR関係者らが新しく設立したレーシングシリーズで、2021年7月30日の開幕が予定されている。

まだまだ未定の部分が多いが、マシンの設計は共同設立者でもあるレイ・エバーナムが担当。レースは主にハーフマイルのダートとショートオーバルで行われる見通しとなっている。

初年度は全6戦を行う計画で、その模様はCBSスポーツで中継される。本記事執筆時点ではウェバーの他に、トニー・スチュワート、トニー・カナーン、ポール・トレイシー、エリオ・カストロネベス、ボビー・ラボンテ、ウィリー・T・リブスの参戦が発表されており、主催者は最終的に12名の獲得を望んでいる。

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