フェラーリ、テスト6日目に発生したベッテルの事故原因を公表
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スクーデリア・フェラーリは28日、F1バルセロナ合同テスト6日目に発生したセバスチャン・ベッテルのクラッシュが、左フロントのホイールリムの破損によって引き起こされたものであったとの調査報告を発表した。
カタロニア・サーキットでの午前のセッションに臨んだベッテルは、ターン3へと向かう際に左フロントに違和感を感知。その直後マシンがコントロール不能な状況に陥り、コーナーを曲がれずバリアへと激突した。
幸いにもベッテル本人に怪我はなかったが、このアクシデントによって午後を担当する予定であったシャルル・ルクレールは僅か1周しか走行できず、スクーデリアは大きく後退する事となった。
事故原因としてはブレーキ、あるいはサスペンションの破損などが疑われていたが、フェラーリの広報担当は「徹底的な確認作業の結果、昨日のセブの事故はリムの問題である事が判明。衝突の数秒前にデブリとの衝突によって損傷を受けていた」と述べた。
今季スクーデリアは、ここ数シーズンとしてはベストの状態で第一回プレシーズンテストを折り返したものの、後半初日に冷却システムに問題を抱えて走行時間を大きくロス。翌日にもベッテルのクラッシュによって半日以上を失う事となった。