アウディ、F1参戦の意向固めたとの報道…正式発表間近か
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RaceFansによるとフォルクスワーゲン・グループ傘下のアウディが、2026年からのF1参戦を年明けにも正式発表する意向を国際自動車連盟(FIA)に対して伝えたと言う。
報道によるとアウディのマルクス・ドゥスマン取締役会会長とオリバー・ホフマン技術開発担当取締役は、F1のステファノ・ドメニカリCEO並びにFIAのジャン・トッド前会長に対して書簡を送った。
その中でアウディ首脳陣は、2026年のF1レギュレーション草案は新規参入者と既存チームの双方にとって「公平」であり、次世代パワーユニット(PU)について既に合意済みの目標を「満たしている」と述べ、歓迎する考えを伝えた。
なお、報道ではこの非公開書簡そのものの詳細は明かされておらず「来年初頭にF1参戦を正式発表する意向をFIAに伝えた」とのみ伝えている。
また、現時点ではまだ役員会で正式に承認されていないとも伝えており、更に参戦の形式がエンジンサプライヤーとしてなのか、はたまたマクラーレンなどの既存チームとの提携という形なのかも不明だ。
ただしマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンとの壮絶なバトルが繰り広げられた2021年シーズンの最終戦を終え、フォルクスワーゲン・グループのF1参戦の可能性が高まった事は間違いない。
当該書簡が送られたとされる翌日の15日(水)、FIAはMGU-Hの廃止やPU予算上限を含む2026年導入予定の次世代F1レギュレーションの大枠を承認した。更にメーカーが「競争力あるレベル」でF1に新規参戦できるよう取り計らっていく事が合意された。