アストンマーチンF1、2025年新車「AMR25」の発表日を公表
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アストンマーチンは、2025年のFIA-F1世界選手権に投入する新車「AMR25」 を2月23日(日)に発表すると明らかにした。発表はデジタルプラットフォームを通じて行われ、翌24日(月)にはバーレーン・インターナショナル・サーキットでシェイクダウンを実施する予定だ。
発表イベントには、チームCEO兼チーム代表のアンディ・カウエル、そしてドライバーのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが出席する。また、それに先立ち2月18日にはロンドンのO2アリーナで開催される「F1 75 Live」にて、2025年シーズンのリバリー(カラーリング)を公開する予定だ。
アストンは2025年シーズンへの意気込みを次のように表現している。
「並外れたものを追い求めるには、単なる情熱だけでは不十分だ。内なる原動力が必要だ」
「それは、静かで決然とした瞬間にこそ感じられる。我々にさらなる努力を求め、限界を押し広げる。世間が『不可能だ』と言うとき、その力は静かに『見ていろ』と答える」
「探究心に満ちた頭脳と、卓越した技術を持つ手で、私たちはスピードを創造する。空力設計からコンポーネントの微調整まで、細部にこそ真の技術が宿る」
2025年シーズンの体制
アストンは2025年も、2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソと、チームオーナーの息子ストロールのコンビを継続する。さらに、テスト兼リザーブドライバーとしてフェリペ・ドルゴヴィッチとストフェル・バンドーンがチームをサポートする。
また、チームのアンバサダーとしてペドロ・デ・ラ・ロサが引き続き活動し、若手ドライバープログラムにはジャック・クロフォードが名を連ねる。
加えて、女性ドライバー育成にも力を入れており、F1アカデミーシリーズではスイス人ドライバーのティナ・ハウスマンがチームの一員として参戦。彼女は、F1アカデミーのヘッド・オブ・レーシング兼ドライバー・アンバサダーであるジェシカ・ホーキンスの指導のもとで競争力を高めることになる。
アストンのモータースポーツの歴史は1913年に遡る。1922年にはグランプリレースに参戦し、1959年にはル・マン24時間レースで総合優勝を果たすなど、高性能エンジニアリングの分野で名を馳せてきた。
アストンマーチンのモータースポーツの歴史は1913年に遡る。1922年にはグランプリレースに参戦し、1959年にはル・マン24時間レースで総合優勝を果たすなど、高性能エンジニアリングの分野で名を馳せてきた。
F1には2021年に正式復帰し、ローレンス・ストロールの指導のもと、チームの競争力強化に向けて多額の投資を実施。その一環として、2023年にはシルバーストーンに最先端の「AMRテクノロジーキャンパス」を開設した。
さらに、2025年には新たな風洞設備の稼働が予定されており、マシン開発のさらなる強化が期待される。