89歳バーニー・エクレストンに4人目の子、妻ファビアナ 7月出産予定
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今年10月に90歳を迎えるかつてのF1統治者、バーニー・エクレストンの妻ファビアナ(41歳)が男児を妊娠した。複数のドイツ系メディアが2日(木)に報じた。
エクレストンにとってはデボラ(65歳)、タマラ(35歳)、ペトラ(31歳)に続く4人目の子供となる。出産予定日は7月で、ファビアナの母国ブラジルで出産する。
エクレストンは10年前のF1ブラジルGPで知り合った妻ファビアナと2012年8月に籍を入れ、5年前にサンパウロ郊外に大規模なコーヒー農園を購入した。現在は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)からの隔離の意味もあって、この農場で暮らしている。
ファビアナはスイスの日刊紙BLICKに対して「他の親と同じように、私たちの願いはただ一つ、子供が健康に生まれてくることです。息子がF1に関わると言い出さない事を願っています」と語った。
最初の妻アイビーとの間に生まれたデボラには孫がおり、エクレストンは”曽祖父”でありながらも、今年夏には男の子の父親となる。
なお「世界最高齢の父親」とされるのはインド人のラマジート・ラグハブ氏で、当時96歳であった2012年に第2子が誕生した。
若き日にF3ドライバーとしてレースに参戦したエクレストンは、ブラバム等のチームオーナーを務めた後、1978年にF1コンストラクター団体の会長に就任。国際自動車連盟(FIA)の副会長職を兼任しながら、F1帝国を築き上げていった。
2016年にリバティメディアがF1の商業権を買収した事に伴い、チェイス・ケアリーがCEOに就任。実態を伴わない「名誉会長」という役職を与えられ、自らF1を離れていった。