2023年F1、新型コロナワクチン接種義務廃止へ…緩和へ舵切り

レッドブル・リンクのパドックの様子、2020年F1オーストリアGPにてCourtesy Of Florent Gooden / DPPI

国際自動車連盟(FIA)は12月7日(水)の世界モータースポーツ評議会(WMSC)の中で、2023年F1シーズンにおける「COVID-19プロトコル」を緩和する方針を示した。新型コロナウイルスワクチンの接種義務は廃止される。

パンデミックを受けF1は、パドックやピットレーン、レースコントロールなどの「高密エリア」で働く人々に対し、ワクチンの接種証明または医師による免責の提示を義務づけていた。

これによりSkyで解説を務めるニコ・ロズベルグやメディカルカーのドライバーを務めるアラン・ファンデメルヴェら幾人かのパドックの住民はパドックへの入場を禁止された。

コロナウイルスの累計感染者は世界で6億人、死者は600万人を超えているものの、パンデミック発生から3年を迎えようとする今、各開催国では防疫措置の緩和が進められている。

こうした情勢に合わせてFIAは、ワクチン接種証明及び免責の提示を含むプロトコルの緩和を提案した。グランプリ開催に合わせて現地に設けられていたFIA検査施設も今後は閉鎖される見通しだ。

ただしコロナ感染者あるいは検査結果が陽性である者は来年も引き続き「高密エリア」への入場が禁止される。

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