ウィリアムズ、若干14歳のカート王者オレクサンドル・ボンダルを若手プログラムに採用
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F1世界選手権に参戦するウィリアムズ・レーシングはF1シンガポールGPの開幕を直前に控えた2023年9月12日(火)、カート界の若きスター、若干14歳のオレクサンドル・ボンダル（Oleksandr Bondarev）を若手育成プログラムに採用した事を明らかにした。
サーシャの愛称で親しまれているボンダルは2014年、5歳の時にカート競技を始め、7歳になるまでにウクライナ史上最年少カート王者を獲得。2023年にはFIAカート欧州チャンピオンに輝いた。 同選手権をウクライナ人ドライバーが制するのは史上初。
ボンダルは今後、ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの一員として全面的なサポートと指導を受けながら、モータースポーツのジュニア・カテゴリーでその才能を開花させていく事になる。
ボンダルについてスポーティング・ディレクターを務めるスヴェン・スミーツは「以前から注目していた若い才能の持ち主で、14歳にして早くも2023年のFIA-CIKヨーロッパOKJ選手権を含む幾つかのレースで印象的な実績を残しており、幼い頃から多くの可能性を示してきたドライバーだ」と語った。
またボンダレフは、将来の夢はF1ドライバーであるとして、「もちろん道のりは長いけど、これは僕にとって大きな一歩だ。F1若手ドライバープログラムの一員になることが重要であることは常に意識していた。ジェームズ（チーム代表のヴァウルズ）とスヴェンが僕に託してくれた信頼と信念に報いるために懸命に働くつもりだ」と語った。
ボンダレフは先日、北イタリアのフランチャコルタで開催されたWSKユーロシリーズ・イベントに参加するためプレマのカートチームに合流。10月に開催されるFIAカート世界選手権に出場する予定だ。