佐藤琢磨、2021年もインディカー参戦へ…レイホール・レターマン・ラニガンとの契約を延長
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佐藤琢磨の2021年インディカー参戦継続が正式に決まった。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)は10月24日、2度のインディアナポリス500マイルレース王者である43歳の日本人ドライバーとの契約延長を発表した。
F1参戦を経て2010年にインディカー・シリーズへと転向した佐藤琢磨は、KVレーシングを経て2012年にRLLに移籍。その後A.J.フォイト・エンタープライズとアンドレッティ・オートスポーツを渡り歩いたが、2018年に再びRLLにカムバックした。
シリーズ最終戦に先立って、今季172周のリードラップを築き、328ポイントを獲得してランキング7位につける佐藤琢磨は「2021年シーズンもレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングで走り続ける事ができる事となり本当に嬉しく思っています」と語った。
「2020年は様々な理由で忘れられないシーズンとなりました。世界的に非常に困難な状況が続いているにも関わらず、チームは競争力を維持するために懸命に努力し続けており、ボビー(レイホール)、マイク(ラニガン)、そしてチーム全体が称賛に値する貢献をしてくれています」
「インディ500での勝利は本当に特別な瞬間でした。チームのみんなに改めて感謝の言葉を伝えたいと思います。僕たちはすでに未来に焦点を合わせています。2021年が本当に楽しみです」
佐藤琢磨は11年に渡るインディカーでのキャリアの中で181戦を戦い、10度のポールポジションと通算6勝を挙げているが、第104回インディ500を含めたその内の4勝はRLLと達成したものだ。
チームの共同オーナーであるボビー・レイホールは「2021年もタクマと一緒に仕事を続ける事ができることを本当に嬉しく思う。彼とのパートナーシップは過去数年間に渡って成功を収めてきたし、それは今年のインディ500での優勝で最高潮に達した。来年の更なる成功を楽しみにしている」と語った。