フォース・インディア、買収報道を完全否定「そういったオファーはない」
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サハラ・フォース・インディアF1チームは23日、ここ数日の間に相次いで報道された一連の買収話に対して声明を発表、その中で「潜在的な投資家からのそういったオファーはない」と買収の噂を否定した。
事の発端はイギリスのゴシップ誌デイリー・メール。同メディアは、英国のエナジードリンク会社「リッチエナジー(Rich Energy)」が、買収のためにフォース・インディアと交渉中と報道。買収金額は2億ポンド(約300億円)規模になるとの推測を付け加え報じた。
「財務状況は健全である」とのチームのアナウンス虚しく、チーム代表のビジェイ・マリヤが法的リスクを抱えている事もあり、フォース・インディアには買収の噂が尽きない。マリヤ代表は、自身が創業したキングフィッシャー航空の経営破綻に際してインド同局から詐欺容疑がかけられており、事実上イギリスに亡命している形となっている。
フォース・インディアは週明け26日に、スペインのカタロニア・サーキットで2018年のF1マシン「VJM11」をお披露目する予定となっており、独auto motor und sportは、同時に新しいチーム名と新しいロゴが発表される可能性があると伝えている。
現在のチーム名は特定国をイメージさせるものであり、スポンサー獲得の面においては改称の余地がある。マリヤ代表自身も、兼ねてよりチーム名の変更を検討している事を明らかにしていた。現在のスポンサーは多国籍のグローバル企業が多く、マリヤ母国インドの企業はさほど多くはない。