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FIA-F1世界選手権は3月31日(木)に何らかの重大発表を行うようだ。内容は明らかにされていないが、ここ数週間の非公式ビッグニュースとしては、2023年のF1ラスベガスGPの開催が挙げられる。
F1はヨーロッパ時間3月30日(水)、マシンのエキゾーストノートと「stay tuned」のメッセージで構成された動画をソーシャルメディアに公開。協定世界時2時30分、日本時間11時30分に発表を行うと予告した。日にちは明記されていないが、恐らく31日(木)と思われる。
詳細は不明だが、動画の左上の方には、ラスベガスにある世界最大の観覧車「ハイローラー」を思わせる円形のシルエットが確認できる。また、ネバダ州のスティーブ・シソラック知事はSNSを通して「今夜のエキサイティングなイベントを楽しみにしている」とのメッセージを発した。
この発表がヨーロッパに関するものでない事は明らかで、それは発表時刻からも読み取れる。UTC 2時30分は中央ヨーロッパ時間の深夜3時30分だ。なお米国東部標準時では21時30分にあたる。
ラスベガスGPの開催が実現すれば、アメリカ国内のF1グランプリレースとしては、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのアメリカGP、マイアミ・インターナショナル・オートドロームでのマイアミGPに続く3つ目のイベントとなる。
F1は昨年からネバダ州当局を含む地元関係者との間で協議を進めてきた。フロント・オフィス・スポーツは24日(木)、関係者からの情報として2023年の感謝祭(Thanksgiving Day)の週末にイベントが行われる予定だと伝えた。2023年11月26日にナイトレースとしての開催が予想される。
ラスベガスでは1981年と1982年の2度に渡って、シーザーズ・パレスホテルの駐車場を利用した仮設コースでグランプリが開催された過去があるが、今回はこれとは別の場所でのレースが検討されている。
計画では、映画オーシャンズ11の撮影が行われた事でも知られるカジノホテル「ベラージオ」を含む中心地、ストリップ周辺に仮設のストリートサーキットを建設。大会期間中は大通り、ラスベガス・ブールバードの一部が一時的に閉鎖される見込みで、歩道橋を観戦エリアとして使用する案も取り沙汰されている。