ストフェル・バンドーン
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ストフェル・バンドーン

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人物データ

名前 ストフェル・バンドーン / Stoffel Vandoorne
国籍 ベルギー
出身地 コルトレイク
生年月日 1992年03月26日 / 32歳
身長 177cm
体重 65kg
F1デビュー 2017年
WEBサイト www.stoffelvandoorne.com
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ストフェル・ヴァンドーンは、ベルギー出身のレーシングドライバー。F1を引退したジェンソン・バトンの後任として2017年にマクラーレン・ホンダからF1デビュー。”ヴァンドールン”、”ファンドーネ”、などと表記される事もある。

マクラーレンのマシンの性能不足に加えて、現役最強と呼ばれるフェルナンド・アロンソがチームメイトであった事もあり、デビュー以降バンドーンへの評価は下落。2018年9月3日に、18年シーズン限りでのチーム離脱が発表され、ランド・ノリスにシートを奪われる事となった。

2019年にメルセデスの子会社HWAレースラボからフォーミュラEに参戦。これと並行して、メルセデスAMGのシミュレータードライバーを兼任した後、第6シーズンのフォーミュラEにフル参戦するメルセデスのレギュラードライバーに就任した。

主なキャリア

ベルギー・フランデレン地域ウェスト=フランデレン州の都市であるコルトレイクで生まれた。6歳の時にカートからモータースポーツのキャリアを歩み始め、2010年F4ユーロカップ1.6シリーズに参戦。6回の優勝を果たし初参戦にしてシリーズチャンピオンに輝く。

内装業を営んでいた父パトリックがインドア・カート場のコース設計の仕事を手がけた際、バンドーンを連れて行ったのがキャリアを歩み始める最初のきっかけとなった。

2012年_ユーロカップ·フォーミュラ·ルノー2.0

2011年にはユーロカップ・フォーミュラールノー2.0とフォーミュラールノー2.0ノーザンヨーロピアンカップに参戦、2012年にはレッドブルがサポートしていたダニール・クビアトと激しいバトルを繰り広げながらも打ち勝ち、見事ユーロカップ·フォーミュラ·ルノー2.0チャンピオンシップを制した。

シーズン14戦中11勝をバンドーンかクビアトが制するというまさに両者の実力が拮抗した一年だった。

2013年_フォーミュラールノー3.5

2013年2月にマクラーレンの若手育成プログラムの一員となる。同年は2012年王者のロビン・フラインスに替わってフォーテック・モータースポーツからフォーミュラールノー3.5に参戦し、同じく若手育成プログラムのケビン・マグヌッセンに続くチャンピオンシップ2位でシーズンを終えた。

2014年_GP2

ART Grand PrixよりGP2に参戦。チームメイトは、2015年よりF1復帰するホンダのサポートを受けた伊沢拓也。初戦のバーレーンGPでいきなり優勝。最終的にシリーズ4勝、チャンピオンシップ2位で終えた。GP2と平行して、マクラーレン・メルセデスのリザーブドライバーも兼任した。

2015年_GP2

マクラーレン・ホンダのテスト・開発ドライバーに就任。

引き続きART Grand PrixよりGP2に参戦。チームメイトは松下信治。シリーズ7勝、表彰台には16回あがった。チャンピオンシップ2位のアレクサンダー・ロッシとの差をつけて最終戦をまたずにGP2のチャンピオンを決めた。

2016年_スーパーフォーミュラ

ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング(DOCOMO TEAM DANDELION RASING)からスーパーフォーミュラへ参戦。チームメイトは野尻智紀、3年間連続でチームメイトが日本人。初戦の鈴鹿でいきなりの3位表彰台を獲得し、第5戦岡山で初優勝。年間4位となった。

ルノーF1のドライバーとなったケビン・マグヌッセンに代わり、マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーに。第1戦オーストラリアGPのクラッシュにより欠場となったフェルナンド・アロンソに代わり第2戦バーレーンGPに急遽出場し、F1初出場で10位を獲得し初ポイントでデビューを飾った。

2017年__マクラーレン・ホンダ

引退したジェンソン・バトンに代わりマクラーレン・ホンダのレギュラードライバーに就任。シーズン序盤こそF1マシンに慣れない走りを見せたが、後半前のアジアラウンド以降急速に成長、ドライバーズランキングでは15位アロンソまで4ポイント差に迫る16位と健闘した。4度のF1チャンピオンであるアラン・プロストは「アロンソと同等かそれ以上の才能」と高く評価した。

2018年__マクラーレン・ルノー

成績不振の原因をホンダになすりつけたマクラーレンは、ルノー製パワーユニットにスイッチ。優勝争いを公言してシーズンに挑んだもののシャシーの性能不足が露呈。バンドーンは期待されたような結果を残せず、チームメイトのフェルナンド・アロンソとの予選成績で21連敗。9月3日にチームからの放出が発表された。