ウィリアムズF1、若干16歳の新星ザック・オサリバンのアカデミー加入を発表
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ウィリアムズ・レーシングは2月4日(木)、アイルランド系イギリス人のザック・オサリバン(Zak O’Sullivan、16歳)とのドライバー・アカデミー契約を発表した。
キャリアをスタートさせたのは9歳と、近年の傾向的には決して若くはないものの、2019年にジネッタ・ジュニア・チャンピオンシップでシングルシーターデビューを果たすとランキング2位を獲得。翌年にはF4英国選手権で2位に輝いた。
更に昨年は優勝7回、表彰台14回を手にGBチャンピオンシップを制し、ランド・ノリスやジョージ・ラッセル、ジェンソン・バトンらも受賞経験のあるオートスポーツBRDCヤングドライバー・オブ・ザ・イヤー賞にノミネートされた。受賞者は今週日曜の2月6日に発表される。
スポーティング・ディレクターを務めるスヴェン・スメッツはザック・オサリバンについて「GB3チャンピオンシップでの大成功は彼の天性の才能を物語っている」と語った。
「彼はグローブのシミュレーターを使ってドライブした。我々はその様から、彼に素晴らしい能力と意欲がある事、そしてプロフェッショナリズムを持つドライバーだと断言できる」
ウィリアムズ・ジュニアへの加入についてザック・オサリバンは「光栄に思う。これは最高のチャンスだ。僕を信頼してくれたヨースト(チーム代表)、スヴェン、そしてチーム全体には幾ら感謝してもし切れない」と語った。
ザック・オサリバンはアカデミー生として、サーキットと英国オックスフォードシャー州グローブのファクトリーの双方でチームと行動を共にしながら、シミュレーター作業を通じてマシン開発を舞台裏で支えていく事になる。
なお2022年はカーリンからFIA-F3選手権に参戦。18レースを戦い、F1の登竜門たるFIA-F2選手権へのステップアップを目指す。