レッドブル、F1アメリカ仕様のRB19…2千超えの公募案から選ばれたスペシャルリバリー
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オラクル・レッドブル・レーシングは10月20~22日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われるF1第19戦アメリカGPで、2千を超える公募案から選ばれたスペシャルリバリーをRB19に採用する。
チームのロイヤリティ・プログラムである「ザ・パドック」会員向けの企画としてレッドブルは、2023年のF1カレンダーに並ぶ3つの米国国内レースでマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが駆るマシンのデザインを募る「Make Your Mark」キャンペーンを展開している。
今週末のアメリカGPに向けて2千を超えるデザイン案の中から選ばれたのは、アルゼンチンのカピタン・ベルムデス出身のフリーランス・グラフィックデザイナー、39歳のフランコ・カヴァローネさんの作品だ。
濃紺と白、赤を基調に一つ星が描かれる現地テキサス州の州旗、ローンスターをモチーフとした本意匠についてチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「フランコは素晴らしい仕事をしてくれた。テキサスのカラーと文化が表現されている」と評価した。
2026年以降のフォードとのエンジン契約が決まり、レッドブルはこれまで以上に米国市場に寄り添う姿勢を強めている。
カヴァローネさんは、5月のマイアミGPで採用されたカラーリングのデザイナー、同じアルゼンチン人のマルティナ・アンドリアーノさんに助言を求めた事を明かし、「こんなことが自分の身に起こるなんて夢のようだ。自分のデザインが採用されたマシンを見るのが待ち切れない」と語った。
優勝したカヴァローネさんには、グランプリへの飛行機代と宿泊施設が提供され、1回目のフリー走行中のガレージツアーがプレゼントされる。レッドブルは11月のラスベガスGPでも同様の公募を行う予定だ。