レッドブル、2019年F1 eスポーツ選手権でフェラーリを破りチャンピオンシップを制覇

2019年のF1 eスポーツでチームタイトルを獲得したレッドブル・レーシングcopyright Fromula 1

2019年シーズンのF1 eスポーツ・プロ・シリーズが12月4日に閉幕し、レッドブル・レーシング eスポーツ・チームがフェラーリ・ドライバー・アカデミー・チーム(FDAT)を打ち破ってチームチャンピオンシップを制覇した。

2019年の今年で3シーズン目を迎えた「Formula 1 Esports Series」。今季はニューバランスがタイトルスポンサーに就任し、F1世界選手権に参戦する全10チームが自前のチームを設立しエントリーした。

予選には全世界から109,000人ものプレイヤーが参加。見事ドライバーズチャンピオンに輝いたのは、フェラーリのデビッド・トニッツァだった。

レッドブルは12戦で争われたシーズンを通して246ポイントを稼ぎ出し、2位FDATに対して62ポイントもの大差をつけて、チームタイトルと共に賞金50万ドル(約5428万円)を獲得した。3位にはアルファロメオ・レーシングF1 eスポーツが食い込んだ。

レッドブルを牽引したのはデンマーク出身のフレデリック・ラスムッセン。チームは開幕前、姉妹チームのトロロッソからラスムッセンを移籍させ、ラインナップを変更してシーズンに臨んだ。期待を背負ったラスムッセンは、王座を獲得したデビッド・トニッツァと熾烈なタイトル争いを展開。惜しくも13ポイント及ばず、ドライバーズ選手権2位に終わった。

「設立僅か2年目にしてチャンピオンシップで勝てたのは本当に素晴らしい成果だ」とクリスチャン・ホーナー代表。「競争のレベルは非常に高く、現実の世界同様に、我々のドライバーはチームタイトルを得るために、すべてのイベントで一貫したパフォーマンスを発揮しなければならなかった。関係者全員を祝福したい。本当に誇らしく思う」

コンストラクターズ選手権

順位 チーム ポイント
1 レッドブル 246
2 フェラーリ 184
3 アルファロメオ 176
4 ルノー 172
5 マクラーレン 105
6 ウィリアムズ 105
7 レーシングポイント 99
8 メルセデス 83
9 トロロッソ 35
10 ハース 8

ドライバーズ選手権

順位 ドライバー ポイント
1 David Tonizza 184
2 Frederik Rasmussen 171
3 Daniel Bereznay 128
4 Jarno Opmeer 123
5 Brendon Leigh 77
6 Marcel Kiefer 60
7 Bono Huis 59
8 Alvaro Carreton 58
9 Joni Tormala 57
10 Salih Saltunc 48
11 Tino Naukkarinen 47
12 Enzo Bonito 46
13 Cedric Thome 38
14 Patrik Holzmann 30
15 Lucas Blakely 20
16 Daniele Haddad 19
17 Nicolas Longuet 18
18 Simon Weigang 11
19 Floris Wijers 8
20 Patryk Krutyj 6
21 Cem Bolukbasi 4
22 Manuel Biancolilla 1
23 Martin Stefanko 0
24 Daniel Shields 0
25 Amos Laurito 0
26 Jan Fehler 0
27 Isaac Price 0
28 Gianfranco Giglioli 0

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