SQ1敗退の原因を「ルクレールとの一件」に求めるペレス、厳しい週末を覚悟するフェルスタッペン

レッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス、、2024年11月29日(金) F1カタールGPスプリント予選(ロサイル・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

2024年のF1カタールGPスプリント予選でSQ1敗退を喫した理由についてセルジオ・ペレス(レッドブル)は、最終ラップ中にシャルル・ルクレール(フェラーリ)とのバトルに巻き込まれたためだと説明した。

ペレスは最終アタックに入る前から既にノックアウトが危ぶまれるポジションにいたが、いざラップを開始しようとターン1に向かったところ、そのイン側にルクレールを抱えることとなり、アウト側をキープしてラップを続行するも十分にタイムを改善できず、0.013秒差で敗退した。

「残念ながら、コースに出るのが少し遅れてしまった」とペレスは説明した。

「アンチロールバーの一つに問題があって、その後、最終ラップに向けて全員が間隔を調整している中、シャルルがやってきてターン1で争う形になり、それでコンマ数秒を失ってしまった」

「敗退するには十分なロスだった」

「FP1から予選にかけてクルマを改善できたと思っていただけに残念だ。ポテンシャルは遥かに高かったのに、こんなところで終わってしまうなんて、ただただ残念でならない」

16番グリッドからスタートする19周のスプリントレースでポイント獲得を期待するのは現実的ではない。

ペレスは「かなり厳しいと思う。今後は残りの週末に焦点を当てるつもりだ。最善を尽くすけど、これほど短いレースだと、できることは殆どない」と語り、スプリントではなく、予選と日曜の決勝レースに集中すると示唆した。

ペレスほどではないにせよ、既に4度目のワールドチャンピオンを確定させたマックス・フェルスタッペンも6番手と苦戦。厳しい週末を覚悟している。

「正直、ペースがまったくないんだ」とフェルスタッペンは語った。

「遅すぎる。攻めるにはバランスが悪すぎる。エントリーからミッドコーナーにかけてクルマのバランスが悪いんだ。このサーキットでこうなってしまうとかなり厳しい」

「高速セクションは悪くないけど、それ以外が全然だめで、プッシュするのが難しい。6番手は、まあ妥当なところだと思うけど、ひょっとしたら7番手もあり得たかもしれない。いずれにしても、もちろん、そんな順位は望んじゃいない」

「今のマシンバランスのままでは、スプリントレースで周りのクルマと戦うのは難しいと思う。予選に向けて状況を少しでも改善できるか様子を見守りたいところだけど、劇的に良くなるとは思えない。正直、あまり良い状況とは言えないね」


2024年F1カタールGPのスプリント予選では、ランド・ノリス(マクラーレン)が圧倒的なパフォーマンスでポールポジションを獲得。2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にチームメイトのオスカー・ピアストリが続いた。

スプリントは日本時間11月30日(土)23時から、公式予選は同27時から1時間に渡ってロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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