Moto2 フランセスコ・バグナイア、2019年MotoGP第15戦タイGP
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撤退を防げ…MotoGP:参戦チームに財務支援、新型コロナ危機対策で

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MotoGPロードレース世界選手権を所有するドルナスポーツは4月3日(金)、参戦チームへの財務支援策を発表した。現在進行中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、他のモータスポーツ同様にMotoGP世界選手権も大きな経済的打撃を受けている。

今季MotoGPは、3月6日から8日に開催が予定されていたカタールGPでシーズン開幕を迎えるはずであったが、新型肺炎の影響でMoto2及びMoto3クラスのレースのみが行われ、最高峰クラスは開催中止を強いられた。つい先日には、5月15日から17日にブガッティ・サーキットで開催が予定されていたフランスGPの延期が発表されており、最高峰クラスに関しては開幕の目処が立っていない。

こうした情勢を受けてドルナスポーツは、統括団体の国際モーターサイクリズム連盟(FIM)及び、株主のブリッジポイント・キャピタル及びCPPインベストメンツの全面的なコミットメントを得て、MotoGP最高峰クラスに参戦するインディペンデントチーム(ファクトリー以外のチーム)並びに、Moto2とMoto3クラスの全チームを資金面で下支えする事を決定した。

支援は国際ロードレーシングチーム協会(IRTA)を通して行われ、最高峰クラスのインディペンデントチームは今後、「多額」の前払い金を受け取る事になるという。なお中級・軽量クラスのMoto2とMoto3の全チームに関しては既に支払いが行われており、IRTAは今後更なる支援を行うべく検討を重ねるとしている。