2021年4月8日、オーストリアのザルツブルクを訪問したレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス
Courtesy Of Red Bull Content Pool

セルジオ・ペレス、徐々に深まるRB16Bへの自信「モナコGPの目標は優勝争い」

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セルジオ・ペレスはレーシングポイントからレッドブル・ホンダへと移籍して5戦目を迎える伝統のモナコGPで優勝争いを目標に据えている。

2016年のモンテカルロで3位フィニッシュを果たしたペレスは、唯一モナコGPで表彰台に上がったメキシコ人ドライバーであり、過去4年連続で予選7番手に付けるなど一貫性を発揮してきた。

カタロニアでの前戦スペインGPでは、左肩に不調を抱えての予選を強いられたが、モナコで同じ心配は不要のようだ。

「体調が100%万全じゃなかった事もあり(スペインGPの)予選は苦労したけど、今はもうバッチリだ」とペレス。

「クルマにも慣れてきたから、モナコではそれを活かして土曜に良いパフォーマンスを見せたいと思ってる。昨年は中止になってしまったから、今年は特にモナコが楽しみだ」

うねるようなレイアウトが特徴のモンテカルロ市街地コースはコース幅がタイトであり、両端は鉄製ガードレールで囲われている。オーバーテイクのチャンスが限られているため予選が決定的に重要だが、僅かでもミスをして縁石を使い過ぎれば挽回する事はできない。

つまり、クルマの性能以上にクルマに対するドライバーの信頼が欠かせないわけだが、ペレスは今季型RB16Bへの自信を深めており、モナコでは優勝を懸けて戦いたいと意気込む。

「レッドブルは伝統的にモナコで強さを発揮してきたチームだ。優勝を目指して戦いたい。モナコではミスが許されないからクルマに対する自信が必要だけど、自信を以てドライブできるようになってきているし、今週末はそれを示せればって思ってる」とペレスは語る。

第2戦エミリア・ロマーニャGPと前戦ポルトガルGPはいずれも無観客レースとなったが、2年ぶりの開催となる第5戦モナコGPでは1日あたり最大7,500人の観客を動員する。

「ファンの皆に会えるのも楽しみだ。ファンがいるといないとでは雰囲気が全然違うからね」とペレスは続ける。

「週末ごとに最大限の結果を持ち帰る事が何よりも大切だ。僕らの前に立ちふさがるハードルは高くシーズンは長い」

「だからこそチャンピオンを獲得するためには、全員が100%の力を発揮する必要がある」


モナコGPの舞台となるのは、1周3340m、全18コーナーを有するモンテカルロ市街地コース。2年前のグランプリではルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、直前に70歳で他界したニキ・ラウダに勝利を捧げた。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は2位でチェッカーを受けるも、5秒ペナルティーのために最終4位に、3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。

F1モナコGPは、日本時間5月20日(木)18時30分からのフリー走行1で幕を開ける。

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