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F1、2024年にカンクンGP追加開催の可能性…一枚噛むのはセルジオ・ペレスの父

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セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)の母国メキシコで更なるグランプリが開催される可能性が出てきた。取り沙汰されているのは同国有数のリゾート地、カンクンだ。

一枚噛んでいるのは実業家から政治家へと転身したペレスの父、アントニオ・ペレス・ガリベイで、2024年にカンクンでグランプリを追加開催すべく交渉を進めている。

2015年の復帰以降、メキシコシティでのグランプリは毎年35万人近い観客が現地に訪れるなどカレンダー1・2位を争う観客総動員を誇っており、F1は2019年に同地でのグランプリ開催契約を2022年まで延長しているが、カンクンはこれに代わるものではなく、メキシコ第二のグランプリとしての開催を目論んでいる。

メキシコ紙「Reforma」によるとペレス・ガリベイと投資家グループは、第11戦ハンガリーGPの週末にジャン・トッド国際自動車連盟(FIA)会長やF1のステファノ・ドメニカリCEOとブタペストで会談し、新たなサーキットの建設を含めた2024年F1カンクンGPの構想について話し合ったという。

ペレス・ガリベイはトッドと話し合う様子を収めた写真をSNSにアップして「2024年に向けたメキシコ・カンクンの良いニュース」とのコメントを添えた。また同紙に対しては、本計画についてF1とFIAの首脳が「非常に好意的に受け止めてくれた」と語った。

”チェコ”の愛称で親しまれる31歳のメキシコ人ドライバーの父は、これに先立って既にキンタナ・ロー州知事やカンクン市長、政府観光庁長官らと会談し、3者からの全面的な支援を取り付けたとしている。

関係者は9月に再び会合を開いて詳細を詰め、2024年に2度のグランプリ開催を目指す方向で10月31日のメキシコGPの週末に記者会見を行う計画だという。

なおサーキットの詳細については分かっていないが、ペレス・ガリベイは建設期間として2年半を見積もっているとした。

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