F1日本GP:FIA国際自連、最終リザルトを発表…トップ10順位に変動

2019年F1日本GP決勝レースでのターン1の様子Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

FIA国際自動車連盟は、F1第17戦日本GP決勝レースのチェッカーから4時間強を経て、ようやく最終リザルトを発表した。鈴鹿での暫定リザルトは大きく書き換えられ、トップ10の順位に変動があった。

フェラーリのシャルル・ルクレールはレース後、”合計”15秒加算ペナルティを科されたために、1ポジションダウンの7位へと降格。その代わりに、ルノーのダニエル・リカルドが6位に昇格した。

ファイナルラップでは、セルジオ・ペレスとピエール・ガスリーが絡む接触がターン2で発生。ペレスはチェッカー目前にマシンを降りた。これに関してはレース後にレーシングアクシデントの裁定が下ったものの、別の形で”結果的に”、ペレスに救いの手が差し出されり格好となった。

本来であれば、鈴鹿での規定周回数は53周だが、誤って1周早くレース終了の合図が出されてしまったとの事で、規約に基づき、52周終了時の順位をリザルトする発表が行われた。この結果、ペレスはDNFから一転、9位入賞へと変更された。F1レースディレクターのマイケル・マシによると、システムエラーが原因との事だ。

なお、レーシングポイントはレース後、ルノーのマシンの合法性について正式な異議申し立てを申請。FIA側はこれを受理し、詳しい調査を行うと発表した。ダニエル・リカルドは6位、ニコ・ヒュルケンベルグは10位となっているが、場合によっては今後、失格処分となる可能性もある。

2019年 F1日本GP決勝レース最終結果

Pos No Driver Team Laps Time PTS
1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 52 1:21:46.755 25
2 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 52 +13.343s 18
3 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 52 +13.858s 16
4 23 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 52 +59.537s 12
5 55 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 52 +69.101s 10
6 3 ダニエル・リカルド ルノー 51 +1 lap 8
7 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 51 +1 lap 6
8 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 51 +1 lap 4
9 11 セルジオ・ペレス レーシングポイント 51 +1 lap 2
10 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 51 +1 lap 1
11 18 ランス・ストロール レーシングポイント 51 +1 lap 0
12 26 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 51 +1 lap 0
13 4 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 51 +1 lap 0
14 7 キミ・ライコネン アルファロメオ 51 +1 lap 0
15 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 51 +1 lap 0
16 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 51 +1 lap 0
17 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 51 +1 lap 0
18 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 50 +2 laps 0
19 88 ロバート・クビサ ウィリアムズ・メルセデス 50 +2 laps 0
NC 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 14 DNF 0

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