2021年仕様のレーシングヘルメットを持つマクラーレンのダニエル・リカルド
Courtesy Of McLaren

ダニエル・リカルド、”タトゥー”に続くマクラーレンでの表彰台獲得の”賭け”は…

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ダニエル・リカルドは2021年シーズン中にマクラーレンで表彰台を獲得できるかどうかをザク・ブラウンCEOと賭けた。勝った場合、ヒストリックカー愛好家のブラウンはガレージに保管中の伝説的な一台をリカルドに試乗させる。

ルノー所属時の昨年、リカルドはもし表彰台に上がったらタトゥーを彫るという内容の懸けをシリル・アビテブール代表と行い見事勝利した。両者ともがチームを去った事でこの話題は少し冷めてしまったが、リカルドは新たな雇用主との間で再び賭けをした。

リカルドは2月の新車発表の際に「彼はかなりの数の車のコレクションを持っているから、その1台賭けるとか良いかもね」と語っていたが、最終的にブラウンはこれを承諾。リカルドの思惑通りとなった。

もしリカルドが表彰台に上がった場合、ブラウンは自身が所有する7度のNASCARチャンピオン、デイル・アーンハートが1984年に駆ったラングラー・シボレー・モンテカルロをリカルドにドライブさせる事を約束した。

デイル・アーンハートはリチャード・ペティ、ジミー・ジョンソンと並ぶ7度のNASCAR王者であり、1984年にはタラデガ500とアトランタ500で勝利を収めた。

リカルドにとってはこの上ない取引だ。リカルドは彼に敬意を表してF1のカーナンバーに「3」を選んだほどのデイル・アーンハートの大ファンであり、NASCAR参戦への興味を度々口にしている。

ブラウンはアイルトン・セナにとっての初めてのF1マシンとなったトールマンTG184や1990年のマクラーレンMP4-6など、膨大な数のレーシングカーを所有するコレクターとして知られている。