ルクレール、打倒フェルスタッペンに闘志むき出し「スタートでリスクを取る」F1アブダビGP《予選》
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30日(土)のF1アブダビGP公式予選を4番手で終えたスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)からドライバーズチャンピオン3位の座を奪還するには、スタートでリスクを取る必要があるとの考えを示した。
現在ランキング3位につけるフェルスタッペンとのポイント差は11点。そのフェルスタッペンは、ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトンと並んで最前列からレースをスタートする。ルクレールは3番グリッドスタート。最低でもフェルスタッペンより上のポジションでチェッカーを受ける必要があるが、ヤス・マリーナでのオーバーテイクは困難で、チャンスはスタート等、ごく僅かに限られる。
惜しむらくは予選最後のアタックだ。トラックエボリューションの恩恵を最大限に得ようとした事で、制限時間内にスタートラインを通過できず、ルクレールは最後のアタックを開始できなかった。マッティア・ビノット代表は「ポールを狙うには、ギリギリのタイミングで出る他になかった。リスクは承知の上。。結果、トラフィックに捕まってしまった」と説明した。
3位奪還の最後のチャンス「リスクを取る必要がある」
シャルル・ルクレール予選: 4位, FP3: 6位
今日の予選は厳しかった。4番手タイムをマークしたQ3の最初ラップは良かったんだけど、時間内に間に合わず、もう一度タイム計測することが出来なかった。残念だよ。タイム更新のチャンスを失ってしまったわけだからね。ポールには手が届かなかったと思うけど、より良いリザルトを得るチャンスを逃してしまった。でもまあ、こういう事は時々起こるものさ。
決勝レースに先立っては、主に最終セクターでのパフォーマンス改善に取り組まなきゃならない。ここが僕らに最も足らない部分だからね。
これが今年の最後のレースだ。決して簡単じゃないけど、ドライバーズランキング3位の座を取り戻す最後のチャンスだ。そのためにはスタートでリスクを取った上で、全力を出し尽くす必要がある。どうなるか楽しみだ。
ポールポジションはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手のバルテリ・ボッタスがPU交換ペナルティを受けるため、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがハミルトンと並んでフロントロウからレースをスタートする。
2019年F1第21戦アブダビグランプリ決勝レースは、12月1日(日)の日本時間22時10分から行われ、1周5554mのヤス・マリーナ・サーキットを55周する事で勝敗を決する。