スーパーライセンスcreativeCommons Air Force One

スーパーライセンス

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スーパーライセンスとは、F1に参戦するために必要となる免許のことで、モータースポーツ界におけるトップレベルのライセンスである。発給条件はFIA 国際自動車連盟によって規定されており、その有効期間は12ヶ月間となっている。

ライセンスの発行基準

FIAが発行する国際A級ライセンスを所持しており、かつ以下のどれかに該当していることがスーパーライセンス取得のための条件となる。

  • 前年度のF1決勝を5戦以上走行、もしくは過去3年間で決勝出場15戦以上
  • 過去にスーパーライセンスの取得経験を持ち、前年度にF1チームのテストドライバーを務めていた者
  • 過去2年以内の「GP2メイン」「GP2アジア」「フォーミュラ・ニッポン」「F2、F3インターナショナルトロフィーのシリーズ」でシリーズ3位以内に入賞した者
  • 過去2年以内に「インディ・レーシング・リーグ」(IRL)でシリーズ4位以内に入賞した者
  • 「フォーミュラ・ルノー3.5」「F3ユーロシリーズ」もしくは「イギリス・イタリア・スペイン・日本のF3のシリーズ」でのチャンピオン(最終戦から12ヶ月以内に限り有効)

加えて「上記にはあてはまらないが、フォーミュラカーで傑出した能力を一貫して証明し続けているとFIAに判断された者」という、なんとも曖昧な抜け道まで用意されている。ただしこの場合には、最低300kmをレーシングスピードで最大2日間走行し、テストを行ったことを国のASN(自動車連盟)によって証明を受ける必要がある。

フリー走行限定ライセンス

グランプリの参加に際しては、スーパーライセンスの取得が必要とされるが、フリー走行のみの参加を許可する限定ライセンスなるものも存在する。これにはスーパーライセンス取得までには至らないものの、将来が有望視される若手をサポートする狙いがある。

取得に際してはレギュレーションに関する質疑をクリアの上、参加させたいチーム側がFIAに対してドライバーの能力を証明する事が要件とされている。具体的には、当該ドライバーがF1マシンを相応たるスピードで走行させ、通算300km以上の走行経験があることを示す必要がある。

2016年からの主な変更点

2015年にトロ・ロッソから史上最年少でF1にデビューしたマックス・フェルスタッペンの年齢(デビュー当時17歳)に対して、各方面からその年令についてイチャモンがついた事等を受けて、FIAはスーパーライセンスの取得条件を2016年に変更した。

  • 過去3年間で、FIAが指定するカテゴリーでスーパーライセンスポイントを40ポイント以上獲得
  • 18歳以上であること
  • 下位のシングルシーター・カテゴリーに少なくとも2年参戦した経験があること
  • F1競技規約に関するテストに合格すること

「FIAが指定するカテゴリー」におけるスーパーライセンスポイントは以下の通り。スーパーライセンス制の導入に際して各レースカテゴリのヒエラルキーを作ってしまうあたり、何とも政治的である。

選手権 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
F2 60 50 40 30 20 10 8 6 4 3
GP2 50 40 30 20 10 8 6 4 3 2
ヨーロッパF3 40 30 20 10 8 6 4 3 2 1
WEC(LMP1クラス) 40 30 20 10 8 6 4 3 2 1
インディカー 40 30 20 10 8 6 4 3 2 1
GP3 40 30 20 10 8 6 4 3 2 1
フォーミュラ・ルノー3.5 30 20 15 10 7 5 3 2 1 0
スーパーフォーミュラ 20 15 10 7 5 3 2 1 0 0
FIAナショナルF4 10 7 5 2 1 0 0 0 0 0
ナショナルF3 10 7 5 2 1 0 0 0 0 0
フォーミュラ・ルノー ユーロカップ 10 7 5 2 1 0 0 0 0 0