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スクラブとは、新品タイヤを装着して何周か走行することで、タイヤに熱を通し”ならす”ことを指す。「スクラブする」「スクラブを終える」のように使用する。グレイニングなどの予防、安定したパフォーマンス向上、などのために行われる。「皮むき」とも言う。

ただし、どんな時でもスクラブが必要かというとそういうわけでもない。スクラブのためには幾らか走行することが必要となるが、あまりにも繊細というか神経質なタイヤ(某イタリアメーカー製のタイヤ)などは、スクラブのために走行したつもりが、返ってタイヤを痛めてしまったりなんてことがあるそうだ。

タイヤ表面の離型剤剥がし

タイヤは型枠を使って電気釜で焼成することで作られるが、焼成後に型枠から取り外す際、取り外しやすいように枠に離型剤が塗ってある。新品タイヤの表面にはこの離型剤が残っているため、こいつが滑りやすい原因となるのだ。そのため新品タイヤを新品のままいきなり予選や決勝レースで使ってしまうと、グリップが不足してパフォーマンスが発揮できない。これを防ぐために、予め幾らかタイヤを痛めない程度に走行しておき、いつでも最高のパフォーマンスが発揮できるように準備をしておくのだ。

コンパウンドの安定化

タイヤに含まれる成分は、一度熱を通して冷やしたりすることで安定性が増すと言われている。この作業を行わないとサーマル・デグラデーションが酷く現れたりするそうだ。そのため、スクラブにはこういった目的のために行われることもある。