サイドポッドとリアビューミラー、スクーデリア・フェラーリの2022年型F1マシン「F1-75」
Courtesy Of Ferrari S.p.A.

サイド・ポッド(サイド・ポンツーン)

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サイド・ポンツーンとは、コックピット側面に張り出した車体両脇側面の部位を指す言葉で、内部にはラジエーターやオイルクーラーなどの冷却システムや電子制御ユニットが収められている。

「サイド・ポンツーン」という言い回しは日本以外では使われておらず、英語圏ではサイド・ポッドと呼ばれている。

RS18のサイドポッド周り拡大写真copyright Renault

RS18のサイドポッド周り拡大写真

マクラーレンMCL33サイドポッド周りの処理copyright Mclaren

マクラーレンMCL33サイドポッド周りの処理

サイドポンツーンの役割

  • 内部の冷却系に空気を送る
  • 衝突時の衝撃吸収構造を格納

ただしF1マシンを構成するパーツの中で空力的役割を担わないものは存在しない。それはサイドポッドも例外ではない。

冷却のために車両前方から流れてくる気流を内部に取り込むだけでなく、それを如何にしてリアに導きダウンフォースを稼ぐかという視点で設計される。