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ノーズとは、英語で”鼻”を意味する言葉であり、転じてマシンの先頭部分(フロントウイングを除く先端の部分)のことを示す。下記画像の一番左端のパーツがノーズである。ノーズ部分が高く持ち上げられものを「ハイ・ノーズ」、逆に下がったものを「ロー・ノーズ」などと呼ぶ。

f1 nose photocreativeCommons*Red~Cyan* (Pro- 2.4 Million+ Views- Thanks all!)

フロントノーズとノーズコーン

似たような用語にフロントノーズノーズコーンがある。これはノーズに加えて、フロントウイングまでを含めたマシンの先頭部分のことを言う。F1マシンの場合、損傷に備えてノーズとウイングが一体になっており、そのまま着脱できるように設計されている。

f1 nose photocreativeCommonsEje Gustafsson

歴史に名を刻む”珍”ノーズたち

マシンのデザインは、主としてレギュレーションに規定されるため、レギュレーションの内容によっては世にも恥ずかしいノーズがお目見えすることも珍しくない。以下歴史に残る珍ノーズを陳列してみることにする。

淫らノーズ

なんと卑猥な形状独特な形状だろうか。このマシンが発表された2014年のレギュレーションでは、安全面での理由から低いノーズが義務付けられたため、実に奇妙なノーズが大量派生した。その中でも特にこのケータハムCT05のこのノーズは珍事であり、実に許しがたい(?)ものであった。この年のF1マシンのノーズは”アリクイ・ノーズ“と呼ばれることになった。

caterham nose f1 photocreativeCommonsengyles

二本出し(しかも左右の長さが違う)ノーズ

上記のケータハムCT05と同様、2014年に発表されたロータスE22のノーズはなんと二本出し。マフラーじゃあるまいしね。ただしレギュレーションの解釈によってよくこの形状をデザインしてきたなと関心してしまった記憶すらある。当たり前の疑うことは、創造性の伴侶である。

Lotus 2014 f1 photocreativeCommonsJaffa The Cake

“ロブスターの爪”と呼ばれたノーズ

1962年から1992年までF1で活躍したブラバム。そんな名門チームの71年のマシン”ブラバムBT34″のノーズがこれだ。グラハム・ヒルがドライブしたこのマシンのノーズは、”ロブスターの爪”と呼ばれ、「もうノーズ(鼻)じゃないじゃーん」というツッコミが各所からあったとかないとか。フロントの空気抵抗が何とも激しそうな形状である。

Brabham BT34 photocreativeCommonsKarting Nord

楕円ノーズ

ブラバムBT34と同じく1971年に設計されたマーチの”711″。正確に言えば、これはノーズじゃなくてフロントウイングが独特なのだが、細かいことは気にしないで欲しい。ノーズ先端に支柱を付けておいて、そこに楕円形をしたウイングを取り付けた構造になっており「ティートレイ」と呼ばれていた。

March 711 photocreativeCommonsMotorsport in Pictures

以下の画像に写っているイギリスの戦闘機”スピットファイア”を参考にデザインされたそうで、言われてみればたしかにそんな気もするが、実はこの戦闘機は第二次大戦から1950年位までに活躍した戦闘機だそうで、711が登場した1971年から見れば20年以上前のもの。そんな昔の戦闘機を参考にするだろうか疑問はある。実際のところは分からないが、単純に見た目が似ていたので、一部の人間がそう信じ込んだだけでは?という気がしてしまう。

Supermarine Spitfire photocreativeCommonswest.m