フューエル・エフェクトcopyright formula1.com

フューエル・エフェクト

  • 最終更新:

フューエル・エフェクトとは、燃料搭載量がラップタイムに与える影響を数値化したもの。フューエル・エフェクトはサーキットの特性に左右されるため、各サーキット毎に数値が異なる。表記としては、0.5秒/10kgのように、10kgの燃料が減少した場合どの程度ラップタイムが向上するのかで表す。表記例の場合、燃料が10kg減少すると0.5秒タイムが向上することを意味する。

フューエルエフェクトの見方

2017年マシンは1レースあたり105kgの燃料搭載が許可されているため、チェッカーフラッグを受けてゴールする時にはマシンがおよそ105kg軽くなると考えられる。ルノーF1が公表しているオーストラリアGPのフューエル・エフェクトは0.39秒/10kgであるが、ここから計算すると、オーストラリアGPでは燃料が最も重い状態と最も軽い状態とで4秒095の差が生じることが予想できる。予選タイムに4秒加えたものが、決勝レーススタート時のラップタイムになると想定できるわけだ。

どう戦略に活かすか?

レース中の給油が許可されていた時代には、フューエルエフェクトが大きいサーキットでは搭載燃料を少なくしてピット回数を増やす、といった戦略が可能であったが、2011年以降は給油が禁止されている。そのため、フューエル・エフェクトが大きいサーキットでは、可能な限り燃料が少ない状態で決勝レースに臨むのが近年のセオリーとなっている。ただし、燃費に厳しいマシンだとこれが難しい。給油が禁止された現代のF1では、燃費の良し悪しがラップタイムに影響してくるのだ。