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アンダーステア

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アンダーステアとは、コーナーを曲がる際、ステアリングの切れ角度より実際の旋回角度が少ない状態のこと、あるいはそのような車体特性を指す言葉。要するに、コーナーでステアリングを切っても車が思ったほど曲がらず真っ直ぐ進んでしまうような状態のことをアンダーステアという。ステアリングを切る量だけでなく、アクセルのオン・オフでタイヤにかかる荷重が変化して発生する。

アンダーステアはどうして起こるの?

例えば、真上から見ると直径100mほどの正円の道路があるとする。ずーっとぐるぐる回り続けるような形だ。一般車でこのコースを時速20kmの速度で走ることを想像して欲しい。ステアリングの角度は常に一定のままいつまでもコースを走続けることができるだろう。

では、時速20kmから徐々に時速150kmまで加速していったらどうなるだろうか?当然、円の中心から外側に向かって生じる遠心力が徐々に強くなってくる。そして一定以上の速度に達した時、車の前側のタイヤのグリップ力が遠心力に負けてしまい、フロント側がズルズル滑り出す。今まではステアリングの角度を動かす必要はなかったが、今よりももっとステアリングを切らないとコースの外側に飛び出してしまう状態になる。これがアンダーステアが起こる理由だ。そう、フロント側のグリップが遠心力に負けてしまうことによってアンダーステアは発生するのだ。

一般的には軽いアンダーステアのセッティングが良いとされ、レースマシンでだけでなく市販車でもそのようにセッティングされている。ただし、ドライバーによってはオーバーステア気味のセッティングを好む者もいる。ミハエル・シューマッハやルイス・ハミルトンなどはオーバーステア傾向をベースにした走りを好む。対義語としてアンダーステアがある。