リフト・アンド・コースト

  • 最終更新:

リフト・アンド・コーストとは、アクセルをオフにした状態で(lift)、惰性で車を走らせる(coast)こと。

アクセルがオフの状態は当然スピードが出ないため、通常のモータースポーツレースでリフト・アンド・コースト走法が行われることはない。しかし2014年F1シーズンにおける厳しい燃料制限のため、ドライバーたちは主として燃費の観点から、コーナーに進入する際に度々この走法を強いられている。

リフト・アンド・コーストのメリット

  • MGU-Kの改回生率を上げる
  • リアタイヤを守る
  • 燃費が良くなる

ただし、やり方を少しでも間違えてしまうと、ブレーキに掛かる負荷が減ってしまうことでブレーキ自体の温度が下がってしまい、かえってマイナスとなってしまうこともある。ちなみにアクセルオフの状態で走っているマシンは、マシン後部のテールが赤色点滅しているので、レースを観戦するときは注目してみてほしい。

リフト・アンド・コーストの危険性

考えてみれば当然のことであるが、多くのF1ドライバーはリフト・アンド・コーストによって生じうる問題について懸念している。なぜならば、前を走るマシンが突然アクセルオフになった場合、追突などの危険が起こりうるからだ。4度のワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは以下のように語る。

僕たちはそれがどのように危険であるかを見守る必要がある。もし皆が同じボートに乗っていれば問題ないだろう。しかし(実際には)、各々のマシンの燃料消費量は確実に違っており、異なる状況にあるわけだ。via : F1 drivers wary over ‘lift and coast’ tactic dangers